*コンピュータ演習 第4回 [#g98fac4e] **インターネット [#e165d6a4] ***インターネットのしくみ [#vd22b415] インターネットは''「ネットワークのネットワーク」''といわれています。~ 会社や学校などでは、''ネットワーク''を使ってコンピュータ同士を相互に接続して、情報の共有をしています。このようなある組織の中のネットワークを''LAN''(Local Area Network)といいます。~ 世界中の多くの組織が自分たちのLANを持っています。これらのLAN同士を相互に接続したもの、つまり世界規模のネットワークが''インターネット''(Internet)です。 ***インターネットを利用するには [#b2208524] インターネットに接続するには、まず''「通信回線」''が必要です。 家庭ではふつうの電話回線やISDNを使い、企業や学校では専用線を使います。 最近では、光ファイバーを使った回線も利用されます。 ''ブロードバンド''とは、光ファイバーやCATV、ADSLのような、高速な通信回線のことをいいます。 回線の次に、''「プロバイダ」''との契約が必要です。 プロバイダとは、家庭や企業のコンピュータをインターネットに接続するためのサービスを提供する会社です。 利用者は、プロバイダを通して、インターネットを利用することができます。 プロバイダは、メールアドレスを発行したり、ホームページを開設するためのスペースを貸し出したりします。 ***パソコンのインターネット上での「位置」 [#e16e368f] コンピュータのインターネット上の位置を特定するための情報を、インターネット全体を「地球」に例えて説明します。 :IPアドレス| 緯度と経度のように、数字だけで位置をあらわします。 コンピュータ1台1台に割り振られ、 「172.31.40.101」のように、0から255までの数字4つとドット(.)で、書き表します。 「''172.31.40.101''」のように、0から255までの数字4つとドット(.)で、書き表します。 :ドメイン名| 人間には扱いにくいIPアドレスに1対1で対応した、住所のようなものです。 「hud401.humans.hyogo-dai.ac.jp」といった、文字列を使います。 「''hud401.humans.hyogo-dai.ac.jp''」といった、文字列を使います。 ***インターネットの歴史 [#q842ef71] インターネットは、1969年にアメリカの国防総省が作った実験のためのネットワーク(ARPANET)が起源です。アメリカの研究機関や大学などで、電子メールなどのさまざまな技術が生まれました。日本では、1984年に東京の3つの大学を結ぶネットワーク(JUNET)が国内最初のインターネット環境になります。~ その後、1983年に当時アメリカ副大統領のアル・ゴア氏が「情報ハイウェイ構想」を提唱し、アメリカでは一気にインターネットが整備されました。さらに、1995年のWindows 95の登場で、世界中にインターネットブームが起こりました。 **電子メール [#o9d917c8] ***電子メールのしくみ [#z6570111] :メールが届くまでのながれ| 電子メールを利用するには、''メールアドレス''が必要です。メールサーバに自分のメールボックス(私書箱)を作ることで、メールアドレスを持つことができます。 メールを読み書きするには、''メーラー(メールソフト)''というソフトウェアを使います。 ++メールソフト(メーラー)を使ってメールを作成 ++作成したメールを自分のメールサーバへ送信 ++メールサーバは宛先のメールアドレスから、宛先のメールサーバを調べて、メールを転送 ++宛先のメールサーバは、届いたメールが自分のユーザ宛か確認し、宛先のユーザのメールボックスにメールを保存する ++宛先の人は、メールソフトを使って、メールサーバからメールを受信して、メールを読む :メールアドレス| メールアドレスは、インターネット上の住所・氏名のようなものです。たとえば「g2031000@ed.hyogo-dai.ac.jp」とは次のような意味になります。 --g2031000 : @マークの左は「ユーザID」をです。メールサーバのユーザIDになります。 --@ : 「アットマーク」といいます。ユーザIDとドメイン名の区切りに使われます。 --ed.hyogo-dai.ac.jp : @マークの右は「ドメイン名」です。ドメイン名はインターネットのどのような組織・地域に属しているかをあらわします。 ***メールソフトの操作 [#cd7d61de] +送信・受信 --自分宛にメールを送ってみて、届くかどうか確認しましょう --自分の携帯電話や友達とメールの交換をしてみましましょう +返信・転送 --届いたメールに返事を返信してみましょう --「転送」は、自分に届いたメールをほかの人に見てほしいときに利用 +メールの整理 --受信したメールを「日付順」「タイトル順」などで整理しましょう --フォルダ整理されたメールを確認しましょう +エラーメールへの対処 --エラーメールが届いてしまったら、送信したメールの宛先のアドレスを確認しましょう +アドレス帳 --自分や友達のメールアドレスを登録しましょう ***「宛先」の設定を使い分ける [#o74ccd13] 電子メールでは、宛先に複数のメールアドレスを設定できるだけではなく、 ''目的にあわせて宛先の種類を使い分ける''ことができます。 受け取った相手は、自分の宛先の種類を確認することができます。 :宛先(To)| メールを読んでもらい、返信してほしい人 :Cc (Carbon Copy)| とくに返信はいらないが、メールの内容を確認しておいてほしい人(友達、同僚など) :Bcc (Blind Carbon Copy)| 宛先の種類がToやCcの人たちには内緒でメールを確認してほしい人(先生、上司など) ***ヘッダー情報に注目する [#q422c047] |LEFT:~Date|LEFT:メールが送信された日付| |LEFT:~From|LEFT:送信元のメールアドレス| |LEFT:~Organization|LEFT:送信元の所属先| |LEFT:~To,Cc,Bcc|LEFT:メールの宛先| |LEFT:~Subject|LEFT:メールの件名(タイトル)| |LEFT:~Received|LEFT:メールの転送経路&br;「''Recived from AAA by BBB''」とは、&br;「''メールサーバAAAからメールサーバBBBへメールが転送された''」という意味| >返信には、件名に「Re: 」をつけるのが習慣ですが、 「Re」は「〜に関して」という意味の英単語です。 ***署名を設定する [#a1f32401] たとえば、はがきや手紙を書くときには、文章の最後に自分の名前を書く(署名)のが一般的だと思います。電子メールも同じように、メールを書いたのが誰なのかを明らかにするために、署名をつけます。次の資料をよんで、メーラーに署名を設定しましょう。 #ref(Lecture/CompPracA2003/3rd/Netscape_signature.pdf,Netscapeへの署名の設定(PDF)) ***課題:電子メール [#rb369447] **課題:電子メール [#rb369447] 署名をメーラーに設定してください。設定できたら、次のようにメールを送ってください。 -宛先 : kawano@ed.hyogo-dai.ac.jp -件名 : 第4回の課題 -本文 : パソコンでメールを使ってみた感想(または今まで使っている感想) **次回の予定 [#y92f4a8d] -World Wide Web |