RIGHT:[[授業のページへ戻る>Lecture/InfoPrac2003]] *情報処理演習 第6回(作成中) *情報処理演習 第6回 -今回のテーマ「グラフを描く(2)」 --絶対参照をマスターする --複合グラフや複数系列のグラフをマスターする --関数の入門 **前回までの課題の提出(工事中) //[[こちらの連絡事項>../Info]]を見て、前回課題の提出状況を確認してください。 //-まだ提出していない人は、課題を作成して提出してください。 //-再提出するように指示があった人は、[マイドキュメント]にあるファイルの修正をして、提出用フォルダに再提出してください。 **今回のデータ //今回は、 //[[IPAセキュリティセンター:http://www.ipa.go.jp/security/]]の発表をもとに、 //2000年から2002年までのウィルス別の届出状況をまとめたデータを利用します。 //''それぞれの年の円グラフを作り、最後に年毎の推移の棒グラフを作成''します。 今回は、[[総務省:http://www.soumu.go.jp/]]の[[平成15年度情報通信白書:http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/h15/]]をもとに、 2つのシートを使って、グラフの作成をします。 //&ref(1029.xls,ここ);をクリックして、データファイルを[マイドキュメント]に保存してください。保存できたら、ファイルを開いてください。2000年から2002年までデータが、それぞれワークシートに入力されています。 &ref(1105.xls,ここ);をクリックして、データファイルを[マイドキュメント]に保存してください。保存できたら、ファイルを開いてください。 //では、まず2000年のデータを操作します。 **複数系列のグラフ 最初のシート「世界の高齢化率の推移」で、 ''系列(グラフにするデータの集まり)が複数あるグラフ''を作成します。 シート名をクリックして、シートを表示してください。 **相対参照と絶対参照 ***セル(計算式)のコピー ***複数系列のグラフを作成する シートにあるグラフは、世界の高齢化率の推移と予測の表です(国際連合,2002)。 1950年から2050年までの、各国・地域の人口に占める65歳以上の人口の比率を表にしたものです。これをもとに、次のようなグラフを作成します(クリックすると拡大します)。 **複数系列のグラフ #ref(excel09.png,80%) [[前回の授業>../5th]]で利用した、''グラフウィザード機能''を利用します。詳しい使い方は、[[前回の内容>../5th]]を見てください。 +ツールバーの''「グラフウィザード」ボタン''をクリックします。 +「グラフウィザード」ウィンドウが開きます。 ++最初に、グラフの種類を選びます。今回は、1950年から2050年までの、''時系列''(時間の流れ)をグラフにしますので、それに最適な、''「折れ線」''を選択します。 #ref(excel02.png,nolink) ++次に、グラフの元データを選びます。自動的にデータが選択されますが、年までグラフに入ってしまい、グラフがおかしくなってしまいます。~ そこで、マウスをドラッグして、B1からE22までのセルを選択すると、次の図のように正しくデータが選択されます。(「データ範囲」の右端のボタンをクリックしてもできます)。 #ref(excel03.png,nolink) ++次に、「系列」タブをクリックします。グラフの横軸(項目軸)のラベルを設定します。「項目軸ラベルに使用」の入力欄をクリックした後、マウスをドラッグして、A2からA22のセルを範囲指定すると、項目軸ラベルが設定されます。「次へ」ボタンをクリックしてください。 #ref(excel04.png,nolink) ++次に、グラフのオプションを設定します。 +++まず、「タイトルとラベル」を設定します。グラフタイトルに「世界の高齢化率の推移と予測」、項目軸に「年」、数値軸に「%」と入力します。 #ref(excel05.png,nolink) +++「完了」ボタンをクリックすれば、グラフの完成です。 ++最後に、グラフを適当な大きさにして、表の下に位置するように場所を移動してください。 ***新しい系列を追加する できあがった表とグラフには、日本や他の国のデータがありません。 次の図のように、F列に日本の、G列に開発途上地域のデータを追加してください。 #ref(excel06.png,nolink) 表に追加できたら、グラフに新しい系列として追加しましょう。 まず、日本のデータの系列を追加します。 +グラフエリアを右クリックし、「元のデータ」を選びます。また、グラフエリアをクリックしてから、メニューバーの「グラフ」→「元のデータ」でも同じことができます。 #ref(excel07.png,nolink) +「元のデータ」ウィンドウが開きます。 ++まず、新しい系列を登録します。「追加」ボタンをクリックします。「系列○」(○は数字)という系列ができます。 ++次に、系列の名前を設定します。直接入力することもできますが、ここではセルの値を使います。「名前」の入力欄をクリックし、F1セルをクリックした後、Enterキーを押します。 ++次に、グラフにする値を設定します。「値」の入力欄をクリックし、「={1}」を削除します。つづけて、マウスをドラッグして、F2からF22のセルを範囲指定します。 ++「OK」ボタンを押すと、新しい系列が追加されたグラフができあがります。 #ref(excel08.png,nolink) 同じような操作をして、開発途上地域のデータの系列も、グラフに追加してください。 できあがると、最初の図のようなグラフになります。 **複合グラフ 2枚目のシート「インターネット利用人口」で、 ''複合グラフ(2種類のグラフをあわせたグラフ)''を作成します。 シート名をクリックして、シートを表示してください。 //ここまでできたら、[[課題の説明>../5thExercise]]にすすんでください。 「人口」は各年の年末時点の日本の総人口です。 「利用人口」は、各年のインターネット利用人口です。インターネット利用人口とは、パソコンや携帯電話やゲーム機などで、インターネットを利用している人数のことです。 ***オートフィル ワークシートの表を見ると、「平成9年」しか年が入力されていません。 ''「オートフィル」''機能を使って、マウスの操作で年を入力します。 +B1セルをクリックして、アクティブにします。 +アクティブにしたB1セルの右下に、小さい四角のマークができます。四角のマークを、マウスをドラッグして、G1セルまで動かして、マウスのボタンから指を離してください。 +平成10年から平成14年までの数字が、自動的に入力されます。 #ref(excel11.png,nolink) オートフィルの操作と同じ操作をすれば、セルの内容をコピーすることができます。 ***人口普及率の計算 次に、各年のインターネットの人口普及率を計算します。 次のような計算で求めることになります。 人口普及率 = インターネット利用人口 ÷ 総人口 この計算式にもとづいて、B4からG4のセルに、各年の人口普及率を求める計算式を入力してください。計算ができたら、表示形式をパーセンテージにして、小数点以下第1位まで表示するようにしてください。四則演算と主な計算は、次のとおりです。 |足し算|CENTER:+|割り算|CENTER:/| |引き算|CENTER:-|余り|CENTER:%| |掛け算|CENTER:*|べき乗|CENTER:^| :ヒント| B4セルの結果は「9.2%」です。まず、この結果が正しく表示されるように、計算して表示形式を設定しましょう。次に、正しくできたB4セルの内容を、オートフィルと同じ操作で、のこりのセルにコピーすれば、できあがりです。 ***複合グラフの作成 次に、グラフを作成します。 これまでは、ひとつの種類のデータ(たとえば件数や比率)をグラフにしてきましたが、 今度はひとつのグラフエリアに2種類のグラフを同時に作成します。 このようなグラフを''「複合グラフ」''といいます。 利用人口と人口普及率の複合グラフを作りましょう。 +ツールバーの''「グラフウィザード」ボタン''をクリックします。 +「グラフウィザード」ウィンドウが開きます。 ++最初に、グラフの種類を選びます。特殊なグラフを作成するので、「ユーザ設定」タブをクリックします。「2軸上の折れ線と縦棒」をクリックして、「次へ」ボタンをクリックします。 #ref(excel14.png,nolink) ++次に、グラフの元データを選びます。 ここで、B1からG4までのセルを選択してしまうと、必要ない総人口のデータまでグラフにしてしまいます。そこで、次のようにマウスの操作をします。 +++B1からG1までのセルを、マウスでドラッグして、範囲指定します。 +++[Ctrl]キーを押したままマウスをドラッグして、B3からG4までのセルを範囲指定増す。 +++離れた2箇所が範囲指定されます(点線で囲まれる)。 #ref(excel15.png,nolink) ++次に、「系列」タブをクリックします。 それぞれのデータの系列の名前を設定します。「系列」から「系列2」(縦棒の系列)を選択して、名前の入力欄をクリックした後、A3セルをクリックしEnterキーを押します。つづいて、「系列1」(折れ線の系列)を選択して、名前の入力欄をクリックした後、A4セルをクリックしEnterキーを押します。 「次へ」ボタンをクリックしてください。 #ref(excel16.png,nolink) ++次に、グラフのオプションを設定します。 +++まず、「タイトルとラベル」を設定します。グラフタイトルに「インターネット利用人口および人口普及率の推移」、数値軸に「万人」と入力します。 +++「完了」ボタンをクリックすれば、グラフの完成です。 ++最後に、グラフを適当な大きさにして、表の下に位置するように場所を移動してください。 次のようなグラフが完成します(クリックすると拡大します)。 #ref(excel17.png,80%) ここまでできたら、[[課題の説明>../6thExercise]]にすすんでください。 |