計算式と簡単な関数ウィルス別の届出件数に対する割合入力したデータをもとに、 計算式や関数を使って、 分析をしてみましょう。 A16〜J26セルに、次のように入力してください。
次に、 「月ごとに、それぞれのウィルスの届出件数が全体の届出件数に占める割合」 を求めます。 たとえば、1月の「W32/Netsky」の場合は、 次のように求めることになります。 (W32/Myskyの占める割合)=(W32/Myskyの届出件数)/(1月のすべての届出件数)
↓
1179/4880 = 0.241598....
つまり(W32/Netskyの占める割合)は、約24.2%
</pre>
このようにして、1月のウィルス別の届出件数の割合を求めてください。
表示は、次のとおりとします。
-パーセンテージ表示
-小数点以下第1位まで表示する
#pre(novervatim){{
【計算式をコピーするときの注意】
1月のW32/Netskyの計算(B17セル)を、B18〜B26にコピーしていませんか?
もし、コピーしたのであれば、コピー先のセルの計算式を確認してください。
残念ですが、コピーすると正しく割合の計算をしていないのがわかります。
計算式の分母である、その月の届出件数のセル番地がおかしくなるはずです。
そうならないためには、たとえばB17セルの分母の部分を次のようにします。
(変更前)B2
(変更後)B$2
このように、セル番地の行番号の前に「$」(ドル)マークをつけておけば、
コピーしてもセル番地が自動的に変わらないようになります。
詳しくは次回以降の授業で、「相対参照と絶対参照」として登場します。
</pre>
計算ができると、次のようになります。
|ウィルス名|1月|...|
|W32/Netsky|24.2%|...|
|W32/Mytob|0.0%|...|
|W32/Mydoom|7.1%|...|
|W32/Bagle|6.8%|...|
|W32/Lovgate|5.4%|...|
|W32/Klez|5.3%|...|
|W32/Zafi|5.1%|...|
|...|...|...|
1月分の計算ができたら、
前回紹介したように、
その計算式をコピーして、
2月〜9月分を計算しましょう。
+1月分の計算結果を範囲指定
+ツールバーの「コピー」ボタンをクリック
+2月分の計算結果のセルをクリック
+ツールバーの「貼り付け」ボタンをクリック
+3月〜9月分も同じようしてコピーをする
**合計や平均を求める [#b2f3d1d9]
ここまでで、次の3つの表ができ上がりました。
-1月〜9月までの、すべてのウィルスの届出件数
-1月〜9月までの、10種類のウィルスの届出件数
-1月〜9月までの、10種類のウィルスの届出の割合
これらの表に、
前回紹介した、
「オートSUM」機能を使って、
合計や平均を計算したものを付け加えます。
まず、「1月〜9月までの、10種類のウィルスの届出件数」の表に、
ウィルスごとの合計を付け加えます。
+K4に「合計」と入力
+K5に、「オートSUM」機能を使って、「W32/Netsky」の1月〜9月までの届出件数の「合計」を求める
+K6〜K14に、それぞれ、「オートSUM」機能を使って、ウィルスごとの届出件数の合計を求める
次に、「1月〜9月までの、10種類のウィルスの届出の割合」の表に、
月ごとの合計を求めます。
+A27に「合計」と入力
+B27に、「オートSUM」機能を使って、1月分の10種類のウィルスの割合の「合計」を求める
+C27〜J27に、それぞれ、「オートSUM」機能を使って、10種類のウィルスの割合の合計を求める
次に、同じ「1月〜9月までの、10種類のウィルスの届出の割合」の表に、
ウィルスごとの平均を求めます。
+K16に「平均」と入力
+K16に、「オートSUM」機能を使って、「W32/Netsky」の1月〜9月までの割合の「平均」を求める
+K17〜K26に、それぞれ、「オートSUM」機能を使って、ウィルスごとの割合の平均を求める
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