Jリーグ(J1)では、 順位は勝ち点と得失点差できまります。
今回のデータには得失点差がないので、 勝ち点による仮の順位をつけてみましょう。
順位を調べるには、 第5回で紹介した、 RANK関数を使います。
=RANK(A3,A1:A10,0) </pre> では、次のようにして、関数を使ってみましょう。 +AA2セルをクリック +数式バーの「関数の挿入」ボタンをクリック +利用する関数の選択 --「関数の分類」から「統計」を選択 --「関数名」から「RANK」を選択 --「OK」ボタンをクリック +引数の設定 --「数値」の入力欄をクリックし、X2セルをクリックして指定 (自動的に「Z2」と入力される) --「範囲」の入力欄をクリックし、X2〜X17セルをドラッグしてして指定 (自動的に「Z2:Z19」と入力される) --「順序」に「0」と入力 --「OK」ボタンをクリック #ref(excel06.png,nolink,RANK関数の引数の選択) **相対参照と絶対参照 [#v4cbc909] AA2セルに順位のデータが計算されました。 のこりのチームの順位も計算してみます。 ただ、 これまでのようにセルの計算式をすぐにコピーしないでください! ***相対参照 [#ne6159c2] まず、 AA2セルの計算式を見てみましょう。 AA2セルをクリックした後、数式バーの計算式をクリックしてみましょう。 どのセルを引数にしているかが、色付きの枠(青、緑)でわかります。 #ref(excel07.png,nolink,相対参照の例(1)) 次に、AA2セルの計算式を AA3セルにコピーしてください。 そして、 AA3セルをクリックした後、数式バーの計算式をクリックしてみましょう。 #ref(excel08.png,nolink,相対参照の例(2)) 計算式は、次のように変わってしまいます。~ つまり、 「計算式のセルが1つ下に移動したことで、計算式で使っているセル番地も1つ下に移動した」というわけです。 #pre(novervatim){{ =RANK(Z3,Z3:Z20,0) </pre> このような、 計算式のセルの位置が基準となる(相対的な位置)セルの参照のしかたを、 「相対参照」といいます。 ***絶対参照 [#a39124f3] 相対参照に対して、 コピーしてもセル番地が変わらない、 セル番地を固定した(絶対的な位置)参照のしかたを、 「絶対参照」といいます。 絶対参照を使うには、 動かしたくないセル番地の行・列番号の前に 「$」記号をつけます。 相対参照とまとめると次のようになります。 |参照のしかた|例|h |相対参照|A1| |絶対参照(セルを固定)|$A$1| |絶対参照(行を固定)|A$1| |絶対参照(列を固定)|$A1| 絶対参照を利用して、AA2セルの計算式を書き換えましょう。 次のように、変更してみてください。 #pre(novervatim){{ =RANK(Z2,Z$2:Z$19,0) </pre> このようにすれば、 下方向にコピーしても、 計算式の行番号の部分が変化しません。 順位を求める範囲がZ2〜Z19セルに固定されます。 AA2セルの計算式を、 AA3〜AA19セルにコピーしてみましょう。 計算式を確かめて、 RANK関数の引数が正しいかどうか見ておきましょう。 **データを並べ替える [#a5cd2a88] 順位を求めることができたので、 順位にしたがって対戦表を並び替えてましょう。 データを並び替えるには、 Excelの「並び替え」という機能を使います。 次の順に操作してください。 +並び替えるデータの選択 --A2〜AA19セルをマウスをドラッグして範囲指定 +メニューバーから[データ]→[並び替え]を選択 +「並び替え」ウィンドウで並び替え方を設定 --「最優先されるキー」に「列AA」を選択 --並び替える順に「昇順」を選択 --「範囲の先頭行」に「データ」を選択 選びます。設定できたら、「OK」ボタンをクリックします。 #ref(excel09.png,nolink,データの並べ替え) 次へに進んでください。 ---- #navi2(Lecture/InfoPrac2005/6th,prev,toc,next)