簡単な計算(1)第2回でも行いましたが、 Excelで計算をするには、 セルに「計算式」を入力します。 (⇒ テキスト: 168〜168ページ) 計算式とは計算式とは、数学のような計算の式や用意されている関数などを使って、 設定した値や他のセルの値を計算(処理)し、 その結果を表示するものです。 たとえば、次は計算式の例です。 =(20+40)*3 (数値の計算) =A1+B2*3 (セルの値を使った計算) =SUM(C1:C10) (関数を使った計算) </pre> 計算式は、セルに入力します。入力するときのルールは、次のとおりです。 -最初は「=」ではじめる -他のセルの値が使える (セル番地で指定する) -四則演算が使える (半角で入力) |CENTER:|CENTER:|CENTER:|c |演算|数学での記号|Excelでの記号|h |足し算|+|+| |引き算|−|-| |掛け算|×|*| |割り算|÷|/| **合計の計算 [#v45cf60d] 届出区分ごとの、平成12年〜平成16年の相談件数の合計を計算しましょう。 ***計算式を考える [#ld5187f5] 計算式を入力する前に、どのような計算をすればよいか、考えてみましょう。 地域ごとの合計を計算するには、 次のような式が考えられます。 #pre(novervatim){{ (ある区分の合計) = (平成12年の件数)+(平成13年の件数)+(平成14年の件数) +(平成15年の件数)+(平成16年の件数) </pre> ***計算式を組み立てる [#y6979ec8] 計算式が考えられたので、実際に計算式を入力してみましょう。 まず、「詐欺・悪徳商法」の合計を計算することにしましょう。 上の式に、実際のセル番地を当てはめてみると、 次のような計算式になるのがわかります。 #pre(novervatim){{ =B2+C2+D2+E2+F2 </pre> ***計算式を入力する [#b4069604] では、上の計算式を入力しましょう。 まず、「合計」を入力してから、計算式を入力することにします。 +G1セルに「合計」と入力 +G2セルに「=B2+C2+D2+E2+F2」と入力し、&keyboard{Enter};キーを押す 計算式を入力して、&keyboard{Enter};キーを押すと、計算結果がセルに表示されます。 ***計算式を確認する [#p7dfe2fe] 計算式が入力できているか確認してみましょう。 G2セルをクリックすると、数式バーにセルの内容(計算式)が表示されます。 さらに、数式バーをクリックすると、計算式を編集できます。 そうすると、計算式に入力されている番地のセルに、 色つきの枠が表示されます。 この枠は、入力中にも表示され、 どのセルを計算式で扱っているか、 Excelがわかりやすく表示してくれているものです。 #ref(./excel03.png,nolink,計算式の確認) **のこりの区分の合計を求める [#te75042c] のこりの地方の合計も計算してください。 次に示しているセルに、それぞれの地方の合計を計算してください。 -G3セル: 「インターネット・オークション」の合計 -G4セル: 「違法・有害情報」の合計 -G5セル: 「迷惑メール」の合計 -G6セル: 「名誉毀損・誹謗中傷等」の合計 -G7セル: 「不正アクセス、ウィルス」の合計 -G8セル: 「その他」の合計 計算ができたら、ツールバーの「桁区切りスタイル」ボタンで、 桁区切りを設定してください。 |