*情報処理演習 第1回 (2004-09-29) [#v5e729b2] **ガイダンス [#l280e166] -この授業について --[[授業全体のページ>Lecture/InfoPrac2003]]を参照してください。 -今日の内容について --まだクラス分けができていないので、表計算ソフトの用語と基本操作勉強します。 --次回の授業当日(10/8)に、クラス分けを発表する予定です。 **表計算ソフトの歴史 [#m3f38471] 「表計算ソフト」を、英語では''"Spreadsheet Software"''(スプレッドシート・ソフトウェア)といいます。操作の練習を始める前に、まずは表計算ソフトが「いつごろ」「なぜ」登場したのか、そして、現在までどのように開発されてきたのかを見てみましょう。 「表計算ソフト」は、英語では"''Spreadsheet Software''"(スプレッドシート・ソフトウェア)といいます。 操作の練習を始める前に、表計算ソフトが「いつごろ」「なぜ」登場し、 現在までどのように開発されてきたのかを見てみましょう。 :Visi Calc(最初の表計算ソフト)| 世界初の本格的なパーソナルコンピュータ''Apple II''(1977年登場:Apple社)用のソフトとして、 最初のパソコン用表計算ソフト "''Visi Calc''"が登場したのは1979年です。 当時ハーバード大の学生、Dan Bricklin(ダン・ブルックリン)が夢の中で見たアイデアを元に、Bob Frankstonと開発しました。 ((ある日,私はこんな夢を見ました.ディスプレイがあり,そこに授業の課題として出されている財務諸表が現れている.私の机の上の電卓がマウスのようになっていて,それを動かすと,ディスプレイの上のカーソルが動いて,数字の上を指し示す.マウスでカーソルをいろいろと動かして,新しい数字を入力できるようになっている.教授が『ある数字を25にしましょう』と言うと,機械が私の代わりに,すべての計算をやり直してくれる」.すばらしいでしょう.(相田 洋『新・電子立国日本3』,NHK出版,1996))) &br; Visi Calcはすぐに人気となり、Visi Calcを使うためにApple IIを買う人も多く出てきて、パソコンの普及のさきがけとなりました。 :Lotus 1-2-3(現在の表計算ソフトのもと)| 1981年に、現在のWindows系パソコンのもととなる、IBM PC(米IBM社)が発表されました。その互換機も次々と発表されました。 &br; Visi Calcを買収した、米Lotus Development社がVisi Calcを元に、IBM PC用の表計算ソフトとして、"''Lotus 1-2-3''"を1983年に発表しました。Lotus 1-2-3もVisi Calcのように大ヒットし、IBM PC互換機の普及に貢献しました。 :MS Excel(最も普及している表計算ソフト)| Lotus 1-2-3が登場するよりも前に、Microsoft社はIBM PC用に"Multiplan"というソフトを発売していましたが、Lotus 1-2-3に比べて動作が遅く、人気がありませんでした。 &br; しかし、Windowsを登場させたころ、すでにMacintoshで人気のあった"''Excel''"を、1987年にWindows用も発売するとすぐに人気となり、事実上の標準の表計算ソフトとなりました。 **次回の説明 [#w78bb8b9] -次回の授業開始までにクラス分けを発表します(教室前に掲示)。 -河野のクラスになった場合は、ノートパソコンを持参すること。 **参考サイト [#a31cd091] -経営意思決定における情報技術の活用 --http://www.kentei.ne.jp/quali/column/h14/0617keia.html -Visi Calc Information --http://www.bricklin.com/visicalc.htm -Apple II History --http://www.apple2world.jp/apple2/HIS/index.html |