RIGHT:[[授業のページへ戻る>Lecture/CompPracR2003]] *コンピュータ演習(再) 第7回 :今回のねらい|~ プレゼンテーションソフトの持つ機能の利用を通じて、 情報発信手段であるプレゼンテーションの基礎を学ぶとともに、 アウトライン機能やグラフィックスを活用した情報や考えの整理、 ドローグラフィック機能を使ったコンピュータグラフィックの基礎的な内容を身につける。 **前回の復習 : プレゼンテーション ***プレゼンテーションとは? プレゼンテーションとは、「発表」「紹介」「表現」をすることを意味しています。 次の例のように、人に「発表」「紹介」「表現」するときに、さまざまなツールを利用して、聞き手に内容を理解し賛同してもらうのが、プレゼンテーションのおもな目的です。 -講習会や授業での説明 -会議での企画・作品の発表・表現 -学会での研究の発表 ***作るときのポイント プレゼンテーションソフトを使って、スライドを作成するときには、次のようなポイントを気をつけましょう。 -1スライドに1つの内容 --そのスライドで伝えたい内容は1つに絞る --5W1Hを明確に (Who:誰に(対象), What:何を(目的), Why:なぜ(理由), Where:どこ(場所),Which:どちら(選択), How:どのように(計画・手段)) -ポイントは最初に --重要なところ・伝えたいことは、最初に書く -文章は箇条書き --簡潔に・わかりやすく書く --細かい説明は、図やイラストを利用する -7±2のマジックナンバー -7±2のマジックナンバーを利用 --人が一度に記憶できる数(心理学者ミラーの実験結果) **Powerpointの操作 代表的なプレゼンテーションソフトである、Powerpoint(マイクロソフト社)を使って、 プレゼンテーションソフトの操作を学習します。~ (テキスト「インフォメーション・リテラシ」の182〜204ページを参照) &ref(PowerPointのチュートリアル.ppt,こちらのファイル);をダウンロードして起動してください。 このファイルを操作しながら、プレゼンテーションソフトを学習します。 -スライドの作成 -スライドのデザイン・レイアウト -文字の入力・編集 -図形の作成・編集 -図・イラストの挿入 -アニメーション **グラフィック機能 グラフィックソフトは、描く画像情報の扱い方で「''ペイント系''」と「''ドロー系''」の2つに分けることができます。それぞれの特徴は次のとおりです。 -ペイント系 --画像を点の集まり(ビットマップ)として扱う ---新しい画像は上書き(実際の絵筆と同じ) ---拡大・縮小すると、形が崩れる --複雑なグラフィック向き(イラストや写真) --代表的なソフトは、ペイント(Windows付属)やPhotoshop(アドビ) -ドロー系 --画像を図形の座標・大きさ・向き等の情報(ベクトル)として扱う ---画像の順序を入れ替えることができる ---拡大・縮小しても、形が崩れない --単純なグラフィック向き(図形やフォント) --代表的なソフトは、Illustrator(アドビ)やFlash(マクロメディア) Powerpointのグラフィック機能は、ドロー系のものです。 付属の図形(オートシェイプ)やイラスト(クリップアート)だけではなく、別のソフトで作成した画像データを扱うことができます。 ***ブラウザを使った画像のダウンロード ブラウザを使って、表示されているWebページの画像データを''ダウンロード''(ネットワーク経由でファイルを取り寄せる)できます。次のような操作になります。 +ブラウザに表示されているWebページの画像を右クリック +メニューから、「画像を名前をつけて保存」(Netscape Navigator)や「名前をつけて画像を保存」(Internet Explorer)をクリック +ファイル保存のダイアログが表示されるのが、保存する場所やファイル名を設定して、「保存」ボタンをクリック +設定した場所に、画像ファイルが保存されます。 保存した画像データを、プレゼンテーションに活用してみましょう。 ただし利用する前に、著作権に関する次の内容に気をつけましょう。 -作成した人(著作者)は誰か? -再利用が許可されているか? -利用するときの条件があるか? **情報の分類 : LATCH 人に情報を伝えるときに、情報を分類して整理することはとても大事です。 情報を分類する基準として、LATCH(ラッチ)と呼ばれる、次の5つがあげられます。 (『それは「情報」ではない』Richard Saul Wurman) -位置(Location):位置が基準 --場所(都道府県、地域など)、組織の構造(部署、学部・学科) -音韻(Alphabet):音韻順が基準 --アルファベット、50音順 -時間(Time):時間軸が基準 --現在・過去・未来、年月日、時刻 -分野(Category):内容が基準 --分野、種類、属性、目的、内容 -階層(Hierarchy):程度が基準 --大小、高低、高い安い、重要性 **次回の予定 -プレゼンテーションソフト(つづき) -ファイルの管理 -ワープロソフト **参考リンク -グラフィック --ペイント系とドロー系(情報機器と情報社会のしくみ素材集) ---http://kyoiku-gakka.u-sacred-heart.ac.jp/jyouhou-kiki/2105/ --ペイントソフトとドローソフトの説明 ---http://www.pcc-gardendesign.net/lesson/PCC-soft-paint&draw.htm --コンピュータグラフィック用語 ---http://www.irn.co.jp/cg-yougo.html --グラフィックソフトの基礎知識 ---http://qsl-boy.hp.infoseek.co.jp/BASIC/b01.html -情報の分類 --それは「情報」ではない(Amazon) ---http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844356097/archit-22 --支援の分類 ---http://member.nifty.ne.jp/highway/sss/r95-ch33.htm --道具箱 ---http://www.ops.dti.ne.jp/~kunio-i/dougubako.html |