*コンピュータ演習 第5回 [#j3bd274b] *コンピュータ演習 第5回 [#x71283fa] **授業関係のファイルの管理 [#i931548e] 授業や課題で作成するファイルを保存する場所「フォルダ」を作成します。 +''「マイドキュメント」をダブルクリック''して開きます。 +空白の部分を''右クリックして「新規作成」→「フォルダ」をクリック''します。 +''フォルダの名前に「コンピュータ演習」と入力''して、[Enter]キーを押すと名前が設定されます --もし名前の入力に失敗してしまったら、フォルダを右クリックし「名前の変更」をクリックして、名前を設定しなおしましょう。 **Web(World Wide Web) [#la068be0] ***Webのしくみ [#s5e20abd] :ハイパーテキストとWeb| Web(World Wide Web)は「世界中に張り巡らせた情報のクモの巣」という意味です。 ハイパーリンク(リンク:情報を関連付けさせる機能)を備えた文書、つまりハイパーテキストを使って、世界中のコンピュータにある情報源を関連付けさせて、世界規模で情報を共有するためのしくみです。 :WebページとWebサーバとブラウザ| Webのなかで、ハイパーテキスト化された文書のことをWebページといいます。WebページはWebサーバというコンピュータに蓄積されネットワーク上に公開されます。この公開されたWebページを見るには、ブラウザという専用ソフトを使います。 :URL (Uniform Resource Locator)| インターネット上の情報源への「接続方法」と「場所」を示すものです。 たとえば、「http://arena.hyogo-dai.ac.jp/hogehoge/hoge.html」とは次のような意味になります。 --「http://」 : プロトコル(情報源への接続方法)をあらわします。 --「arena.hyogo-dai.ac.jp」 : ホスト名(情報源のコンピュータ名)をあらわします。 --「/hoge/hoge.html」 : 情報源のコンピュータの中での、情報が書かれたファイルの位置をあらわします。 **プレゼンテーション [#d24cb672] ***プレゼンテーションとは? [#sbf9cecd] プレゼンテーションとは、「発表」「紹介」「表現」をすることを意味しています。 次の例のように、人に「発表」「紹介」「表現」するときに、さまざまなツールを利用して、聞き手に内容を理解し賛同してもらうのが、プレゼンテーションのおもな目的です。 -講習会や授業での説明 -会議での企画・作品の発表・表現 -学会での研究の発表 ***ブラウザの操作 [#m7dc57ef] -URLの入力 -リンクへのアクセス -閲覧履歴の利用 -ブックマーク(お気に入り)とショートカット ***プレゼンテーションの方法 [#g6137448] 現在のプレゼンテーションのおもな方法は、 「プレゼンテーションソフト」と「プロジェクタ」を使う方法です。 プレゼンテーションソフトとプロジェクタを使う利点は、次のとおりです。 最近は、プレゼンテーションソフトではなく、Webページを使う方法もあります。 -視覚的な表現(グラフィック、イラスト) -動きのある表現(アニメーション) -他のプレゼンテーションデータや表・グラフを利用 -短時間で効果的なプレゼンテーションを作成 ***困ったときには。。。 [#vc6cf0a7] :文字化けしている| 「文字化け」とは、ひらがなや漢字などが、アルファベットや意味不明な文字に置き換わって表示されることです。 ブラウザで設定されている''文字コード(コンピュータ内部での文字を表示するための数字)''が、Webページの文字コードをあっていない場合です。 次のように操作すれば、正しく表示されます。 --Netscape Navigator:メニューから、「表示」→「文字コードセット」→「日本語(自動選択)」 --Internet Explorer:メニューから、「表示」→「エンコード」→「自動選択」 :「Permission Denied」や「File not found」などのメッセージが表示される| これらのメッセージはエラーメッセージです。 次のような原因が考えられますので、URLを確認したり、しばらくしてからもう一度アクセスしてください。 --アクセスが集中している --Webサーバやネットワークに障害があった --Webページが移動した(ファイル名が変わった) --Webページが削除された プレゼンテーションソフトが登場する以前の、プレゼンテーションのツールには次のものがあげられるでしょう。現在でもこれらのツールは利用されており、プレゼンテーションソフトだけでは説明・表現できないものには、とても有効です。 -内容が消えてしまうもの : 黒板、ホワイトボード -内容が消えないもの : OHP(Over Head Projector)、OHC(Over Head Camera)、スライド(35mmフィルム) ***番外:コピーと貼り付け [#ob1487f9] コンピュータの便利なところは、いろいろなものがコピーできることでしょう。 文章を''コピー''して、別の場所に''貼り付け''たい(コピー&ペースト)ときには、次のように操作します。 +コピーしたい文章をドラッグして反転させる +マウスを右クリックし、ショートカットメニューの「コピー」を選ぶ +カーソルキーを動かすかマウスでクリックして、貼り付けたい場所にカーソルを動かす +マウスを右クリックし、ショートカットメニューの「貼り付け」を選ぶ **プレゼンテーションソフトの機能 [#td2d622f] ***おもな機能 [#bf023d7f] プレゼンテーションソフトでは、プレゼンテーションのもととなる''「スライド」''を作成します。いくつものスライドを作成して、パラパラマンガのようにして見せるのが、プレゼンテーションソフトを使ったプレゼンテーションです。 また右クリックのあと、「コピー」ではなく「切り取り」を選ぶと、文章の''移動''(カット&ペースト)になります。「コピー」・「切り取り」・「貼り付け」の3つの操作は、次のようなキー操作でも同じことができます。 -コピー : [Ctrl]+[C] -切り取り : [Ctrl]+[X] -貼り付け : [Ctrl]+[V] プレゼンテーションソフトのおもな機能を、いくつか挙げてみます。 -スライドの管理機能 --スライドの作成・編集・削除 --スライドのレイアウト・デザイン・配色 --スライドの再生(スライドショー) -アウトライン機能 --箇条書き・段落番号 --インデント、文字の位置揃え(左・中央・右) --文字の装飾 -グラフィック機能 --図形の作成・編集(ドロー機能、オートシェイプ) --イラストの挿入(クリップアート) --絵文字の作成・編集(ワードアート) -アニメーション機能 --文字や図形のアニメーション --スライドの切り替えのアニメーション(画面切り替え) -資料機能 --配布資料 **Webの検索 [#g78ce7a6] ***Webから情報を探す [#qed9362e] Webから情報を探し出す、簡単な方法には次の3つがあります。 -リンクをクリック -ブックマークやショートカット -リンク集を活用する ***プレゼンテーションの作成手順 [#r7ab0684] プレゼンテーションソフトを使った、プレゼンテーション資料の作成手順は、 たとえば次のような順序になります。 しかし、必ずしもこの順序で作る必要はなく、それぞれの段階を効率よくやるのがポイントです。 +スライド全体のレイアウト、デザイン、配色の設定 +タイトルスライドの作成 --題名や発表名の入力 --タイトルイラストの挿入 +説明のスライドの作成 ++新たらしいスライドの作成とレイアウトの設定 ++文章の入力・装飾 ++図や表・グラフの作成 ++アニメーションの設定 +スライドショーで確認 これらの方法では、これまでに訪れたことのないWebページや、訪れたサイトの作者の趣味と違う情報にはたどり着けません。しかも、インターネット上のWebページは、一説には40億以上あり((Googleの検索対象のページ数から。))、次々に生まれ・削除されています。 このほかに、説明の順序を考えることも重要です。 たとえば、次のような説明の順序が考えられます。 -起・承・転・結(お話向き) -序論・本論・結論(説明向き) ***検索サイトのしくみ [#ff5a289f] インターネットの変化に対応し、Webページの情報を集め、それを整理し、検索するための仕掛けが、''「検索サイト」''です。インターネットでの電話帳や観光ガイドのようなものです。本で例えれば、目次や索引にあたります。 ***プレゼンテーションソフトの便利な使い方 [#oe21039b] プレゼンテーションは、ビジネスの世界では、いまや必須のソフトであるといえます。 しかし、個人向けにも、このような使い方ができます。 -ポスターやカード -アルバム(写真をはりつけて) -レシピ(写真や動画を貼り付けて) -日記(絵日記・写真つき日記) -紙芝居やパラパラ漫画(スライドを切り替えて) 検索サイトの種類は大きく2つあります。詳しくは、次の表のようになります。 ただし、最近は両方の機能を持つ検索サイトが増えています。 ||CENTER:ディレクトリ型(登録型)|CENTER:ロボット型(全文検索型)|h |収集する対象|WebサイトのURL|Webページの全内容| |登録の方法|申請・推薦されたサイトを手作業で登録|プログラム(ロボット)をインターネットを巡回させて収集| |整理の方法|内容からカテゴリに分類|Webページの内容をデータベース化| |検索の仕方|カテゴリを徐々に絞り込む|ページに含まれるキーワードを入力| |検索結果の特徴|ハズレはあまりないが、結果が少ない|結果が多いが、キーワードは確実に含まれる| |向いている検索|公式・公共のサイトや、有名なサイト|ノンジャンル| |代表例|Yahoo! JAPAN http://www.yahoo.co.jp/|Google http://www.google.co.jp/| **Powerpointの操作 [#yc46e246] 代表的なプレゼンテーションソフトである、Powerpoint(マイクロソフト社)を使って、 プレゼンテーションソフトの操作を学習します。~ (テキスト「インフォメーション・リテラシ」の182〜204ページを参照) ***検索のコツ [#x7018153] ただ検索サイトを利用するだけではなく、検索サイトの機能やブラウザの機能を活用して、より簡単に・確実に情報を検索なコツを見つけましょう。 :リンクは新しいウィンドウで開く| 検索した結果のリンクを開くときは、右クリックして「新しいウィンドウで開く」を選びましょう。結果のリストとリンクの内容を比較することができます。 :ブックマーク・ショートカット| 検索結果のリンク先をブックマークやショートカットに残しておきましょう。あとで、すぐに確認することができます。検索結果のリストも残しておくと、再検索するとき便利です。 :カテゴリ・キーワードの選び方| 探したい情報が書いてあるWebページを想像し、そこに書かれてそうな単語を使って、カテゴリやキーワードを選びましょう。また、複数のキーワードを使えば、検索結果を絞り込むことができます。一度調べた結果から次のキーワードを探すのもよいでしょう。 :リンク集の活用| 専門的なサイトでは、そのカテゴリに関する良いリンク集があることが多いです。 検索した結果にリンク集がある場合は、検索サイトだけではなく、それを活用しましょう。 &ref(PowerPointのチュートリアル.ppt,こちらのファイル);をダウンロードして起動してください。 このファイルを操作しながら、プレゼンテーションソフトを学習します。 (ページ数はテキスト「インフォメーション・リテラシ」の説明のページです) -スライドの作成(187ページ) -スライドのデザイン・レイアウト(187〜190ページ) -文字の入力・編集(185〜186ページ) -図形の作成・編集 -図・イラストの挿入 -アニメーション(193〜197ページ) **課題:Webページの検索 [#a76049f5] Yahoo! JAPAN ( http://www.yahoo.co.jp/ )を利用して、 住んでいる(以前住んでいた)市町村や地域に関する、「デザインがいい」「面白い情報がある」「人におすすめできる」Webサイトやページを''3つ''探してください。 探し出せたら、次の情報をメモしてください。 --探したサイトやページのタイトルとURL --探した方法(入力したキーワードやリンクした順序) **課題:ポジションペーパーの作成 [#n474eee5] ***課題の内容 [#z9e9a572] プレゼンテーションソフトを使って、「ポジションペーパー」のスライドを作成します。 *ポジションペーパーとは 自己紹介もかねた「立場表明書」のこと。 あるテーマについて「自分が考えていること」「みんなに伝えたいこと」をまとめて、 配布・発表することで、参加者各自が考えていることをコンパクトに伝える。 3つ探し出すことができたら、その情報をメールで提出してください。 提出先のアドレスと件名、本文は、次のとおりです。 -アドレス:kawano@ed.hyogo-dai.ac.jp -件名:第5回の課題 -本文:下の例を参考に、メモした内容を入力してください。 例: 1.○○市のおいしいお店 http://hogehoge.hoge1.jp/ キーワードに「○○市 食事」と入力して、7件目の結果 2.○○市の観光名所 http://hogehoge.hoge2.jp/ カテゴリで、○○→△△→□□とリンク -1枚目:タイトル --タイトル:「○○(自分の名前)のポジションペーパー」 --サブタイトル:今日の日付と自分の学籍番号・名前 -2枚目:自己紹介 --名前 --所属と学籍番号 --出身地(都道府県と市町村) ---Yahoo!JAPAN( http://www.yahoo.co.jp/ )で調べた、出身地の役所・役場のURL ---Yahoo!地図情報( http://map.yahoo.co.jp/ )で調べた、出身地の地図のURL -3枚目:パソコンやインターネットの利用 --過去にやったこと --現在やっていること --これからやりたいこと -4枚目:情報セキュリティの問題(時間があれば) --([[Yahoo!JAPANの「コンピュータとインターネット>セキュリティと暗号化」:http://dir.yahoo.co.jp/Computers_and_Internet/Security_and_Encryption/]]の指定されたサイトを見て) --(「危ない」「怖い」「こんな対策をしなければ」等、自分が考えたことを) --(3、4行程度のコメント形式で書く) **次回の予定 [#eb88f797] -インターネットのマナー -インターネットのセキュリティ ***課題を行う上での注意点 [#yf7ad6df] それぞれのスライドには、''次に指定する操作・設定がされていること''とします。 操作・設定がない場合は、課題の評価はありません。 -文章は箇条書き -文字の設定(大きさ・色)の設定 -インデントの設定 -スライドのデザイン、レイアウト -アニメーション、画面の切り替え(時間に余裕があれば) ***課題の提出方法 [#gbffee5a] スライドができたら、次のようにして、ファイルに保存してください。 -保存する場所:「マイドキュメント」>「コンピュータ演習」 -ファイル名:半角文字で、学籍番号+「.ppt」 --例:学籍番号がC2041000の場合、ファイル名は「C2041000.ppt」 保存できたら、テキスト『インフォメーションリテラシ』の97ページを見て、保存した課題ファイルを''添付ファイルとしてメールで送りなさい''。 -宛先:kawano@ed.hyogo-dai.ac.jp -Cc:自分のメールアドレス -件名:第5回の課題 -本文:今回の感想を書いてください。 ***Tips:コピーと貼り付け [#t8e3c797] 文字を''コピー''して、別の場所に''貼り付け''たい(コピー&ペースト)ときには、次のように操作します。 +コピーしたい文字をドラッグして反転させる +マウスを右クリックし、ショートカットメニューの「コピー」を選ぶ +カーソルキーを動かすかマウスでクリックして、貼り付けたい場所にカーソルを動かす +マウスを右クリックし、ショートカットメニューの「貼り付け」を選ぶ また右クリックのあと、「コピー」ではなく「切り取り」を選ぶと、文章の''移動''(カット&ペースト)になります。 **次回の予定 [#c6de3d09] -プレゼンテーションソフト(つづき) -ファイルの管理 |