*「電子メール」 [#sb534359] 電子メールは、インターネットを利用した代表的なコミュニケーションです。 パソコンだけでなく携帯電話からも利用でき、 簡単にすばやくメッセージの交換ができます。 *電子メールのしくみを知る [#hadf6ced] -電子メールのしくみを理解できる -メールアドレスの意味を理解できる **電子メールのしくみ [#ha611f5f] 電子メールのしくみは、郵便に似ています。 郵便局の役目をするのが、 メールを配送したり蓄積する働きをする「メールサーバ」というコンピュータです。 「メールソフト」で作成されたメールは、まず最初に、送信者が利用できる「メールサーバ」に送信されます。メールサーバは、メールの宛先情報を調べて、宛先のユーザが登録されているメールサーバへ、メールを配送します。受け取ったメールサーバは、宛先のユーザ用の「メールボックス」という私書箱に、メールを蓄積します。最後に、メールを受信するには、メールソフトを使ってメールサーバにアクセスして、メールボックスにあるメールを受信します。 [メールのしくみのイラスト] **メールアドレス [#xe8f755d] メールアドレスについて説明します。 電子メールを利用するには、「メールアドレス」が必要です。 メールサーバにユーザとして登録されることで、 メールアドレスを持つことができます。 メールアドレスの、@(アットマーク)の左側を「ユーザ名」、 右側を「ドメイン名」といい、それぞれ郵便での名前と住所に当たります。 使われる文字は、半角のアルファベットと数字と一部の記号です。 <pre> hogehoge @ ed.hyogo-dai.ac.jp ^^^^^^^^ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ユーザ名 ドメイン名 (氏名) (住所) </pre> *メールソフトを利用する [#p5c34524] -メールソフトの操作がわかる -メールを送受信するときのポイントがわかる -メールソフトの設定ができる **メールソフト [#uddcc1da] メールソフトを利用してみましょう。 ***メールソフトの種類 [#zede9d78] メールソフトは、大きく分けると、2種類あります。 ひとつのソフトとしてのメールソフトと、Webメールです。 ソフトとしてのメールソフトは、種類が豊富にあり、使い勝手や機能もさまざまです。 自分が使うパソコンにインストールしておく必要があります。 Webメールは、Webページ上で電子メールが利用できるしくみです。 ブラウザさえあれば、どこからでも自由にメールが利用できます。 実習室で利用できるメールソフトは、次のとおりです。 -メールソフト:Netscape NavigatorのCommunicator -Webメール:SquirrelMail(https://arena.hyogo-dai.ac.jp/webmail/) ***メールソフトの画面 [#b478912a] Netscape Navigatorの画面は、次のようになっています。 +タイトルバー:メールのタイトルが表示される +メニューバー:さまざまな操作や設定ができる +ツールバー:よく利用する機能がボタン形式で利用できる +フォルダウィンドウ:メールを保管するフォルダの一覧を表示する +メッセージウィンドウ:フォルダにあるメールの一覧が表示される +メッセージパネル:選択したメールの内容が表示される +ステータスバー:メールの受信状況などが表示される **メールの受信 [#g996351f] メールを受信してみましょう。受信したメールの整理もしましょう。 ***メールの受信 [#p164ced1] +ツールバーの[受信]をクリックする。 +メールが受信されると、[メッセージウィンドウ]に太字で表示される。 +読みたいメールを、[メッセージウィンドウ]の一覧からクリックする。 +メールをダブルクリックすると、そのメールだけ別のウィンドウで表示される。 ****ワンポイント:ヘッダ情報 [#geb8bbd6] メールは、内容そのものである「本文」と、そのメールに関する情報が書かれた「ヘッダ」にわかれています。ヘッダ情報を見れば、さまざまなことがわかります。通常表示されるヘッダ情報は、次のとおりです。すべてのヘッダ情報を見たいときは、メニューから[表示]→[ヘッダ]→[すべて]をクリックします。 |ヘッダ |説明 |h |Subject: |メールの件名(タイトル)| |Date: |メールを送信した日付 | |From: |差出人のメールアドレス | |Reply-To:|返信先のメールアドレス | |To: |宛先のメールアドレス | ****注意:文字化け [#n4d2da52] 文字化けとは、メールの一覧や本文が「$H$&$4$6$」のような意味不明の文字で表示されることです。メールの文字コードが正しく設定されていない可能性があります。メニューから[表示]→[文字コードセット]をクリックして、文字コードを設定してください。 ***添付ファイルの受信 [#j73c9daa] メールに添付ファイルがある場合は、次のようにして保存します。 +メール本文の一番下にある、ファイル名をクリックする。 +セキュリティのための確認があるので、[ディスクに保存]をクリックする。 +[OK]をクリックする。 +保存する場所を選択したあと、[保存]をクリックする。 ****注意:コンピュータウィルス [#l58bac24] 最近のコンピュータウィルスは、電子メールを感染源に利用するものが多くあります。とくに、添付ファイルを開くことで、ウィルスに感染する被害が増えています。知らない人からのメールを開かないことはもちろんですが、ファイル名の怪しい添付ファイルは開いたりダウンロードしないようにしましょう。 ***メールの削除 [#v1fa3904] +[メッセージウィンドウ]で削除したいメールをクリックする。 +ツールバーから[削除]をクリックする。 削除したメールは、いったん「Trash」フォルダに格納されます。 完全に削除したいときは、メニューから「ファイル」→[ごみ箱を空にする]をクリックします。 **メールの整理 [#wf0199bf] 表示されているメールの一覧の並び替えたり、 フォルダを作ってメールを整理してみましょう。 ***メールの並び替え [#d2fe9d78] +メニューの[表示]→[並び替え]をクリックする。 +[日付順][件名順][差出人順]などの選択する並び替えをクリックする。 +指定した項目の順にメールが並び替えられる。 ***フォルダの作成 [#lc21ce30] +メニューの[ファイル]→[新しいフォルダ]をクリックする。 +作成するフォルダの名前を入力する。 +フォルダに格納するものを、選択する +[OK]をクリックする。 ***フォルダによる管理 [#lc21ce30] +フォルダへ移動またはコピーしたいメールをクリックする。 +メニューから[メッセージ]→[メッセージを移動]または[メッセージをコピー]をクリックする。 +移動またはコピー先のフォルダ名を選択する。 ****ワンポイント:メッセージの振り分け [#gdf426d6] メールを受信したときに、自動的にフォルダ別に整理することができます。 メニューから[編集]→[メッセージの振り分け]をクリックすれば、 件名や差出人などを条件にして、振り分けるフォルダを設定できます。 **メールの送信 [#la9fa341] メールを送信しましょう。メールの返事も書いてみましょう。 ***メールの送信 [#c32fb1fe] +ツールバーの[新規作成]をクリックする。 +メッセージ作成ウィンドウが表示されたら、宛先のメールアドレスを入力する。 複数の人にメールを送る場合は、それぞれの行にメールアドレスを入力する。 +件名と本文を入力する。 件名を省略した場合は、送信するときに確認がある。 +すべての入力ができたら、[送信]をクリックする。 ****コラム:宛先の種類 [#tb957f7b] 宛先にはいくつか種類があり、目的にあわせて選ぶことができます。 [▽宛先]をクリックすれば、次のような宛先の種類を選ぶことができます。 |種類|説明 |h |宛先|メールを読んでもらい、返信してほしい人(To:ともいう) | |CC: |To宛の内容を確認してほしい人(返信してもらわなくてかまわない)| |BCC:|ほかの宛先の人たちにわからないようにして送信したい人 | 自分がどの種類だったかがヘッダ情報からわかります。 ただし、Bcc:の宛先のメールアドレスは、 To:やCc:やほかのBcc:で受信した人には表示されません。 ****注意:エラーメール [#w3084c78] メールアドレスを入力し間違えたり、 送信先の人のメールアドレスが変更や削除されていると、 メールは「エラーメール」として、帰ってきます。 エラーメールは、「Mail Delivery Subsystem <MAILER-DAEMON>」のような宛先から 送られてきます。これはメールサーバからのメールです。 エラーメールの件名や本文を見れば、たいてい英語ですが、エラーになった理由が書かれています。例えば、次のようなものです。もう一度メールアドレスを確認するか、時間をあけてから送りなおすようにしましょう。 |理由 |原因 |h |User unknown|メールアドレスのユーザ名(@の左側)にあうユーザがいない | |Host unknown|メールアドレスのドメイン名(@の右側)にあうドメインがない| ***添付ファイルの送信 [#tbb53eeb] ほかのソフトで作ったファイルを、「添付ファイル」としてメールにつけて送ることができます。 +ツールバーの[新規作成]をクリックする。 +メッセージ作成ウィンドウが表示されたら、宛先や件名、本文を入力する。 +ツールバーから[添付]→[ファイル]をクリックする。 +添付したいファイルを選択し、[開く]をクリックする。添付ファイルとして一覧に追加される。 +すべての操作ができたら、[送信]をクリックする。 ****注意:サイズの大きいファイルの添付は要注意 [#n555df1f] あまりにも大きなファイル(数〜数十メガバイト)を送ると、相手先によっては、受信する人のメールボックスをあふれさせたり、コンピュータに保存できなくなるなど、迷惑をかける恐れがあります。相手に確認のメールを送るといった、事前の確認を心がけましょう。 ***メールの返信 [#we33187b] 受信したメールを返信します。 +[メッセージウィンドウ]で、返事を書きたいメールをクリックする。 +ツールバーの[返信]をクリックする。 [全員に返信]をクリックすれば、宛先にあるすべてのメールアドレスへ返信される。 +メール作成ウィンドウが表示されるので、件名や本文を入力・編集する。 +すべて入力できたら、[送信]をクリックする。 ****ワンポイント:「Re:」と「>」 [#aa59f883] 返信されたメールの件名が、「Re:」ではじまることがよくあります。 これは、英語で「〜について」という意味の前置詞で、 返信するときにメールソフトが自動的につけてくれます。 返信する内容がもとの内容と大きく変わらないのであれば、そのまま残しておきましょう。 また、返信するときの本文に、 「>」のあとに相手のメールの本文がつづくことがあります。 これは相手のメールのどの部分に対する返事かをわかるようにするための、 引用のマークです。 返信のメールを書くときには、相手のメールの必要な部分だけを引用して、 それ以外の部分は削除して、本文がコンパクトになるようにしましょう。 ***メールの転送 [#z4778f94] 受信したメールを、内容はそのままで、ほかの人へ転送します。 +[メッセージウィンドウ]で、転送したいメールをクリックする。 +ツールバーの[転送]をクリックする。 +転送先のメールアドレスをを入力する。 +すべて入力できたら、[送信]をクリックする。 ---- *Webメール版 [#y69c78ef] **メールの受信 [#g996351f] メールを受信して読んでみましょう。 ***メールの受信 [#p164ced1] +左側のフォルダの一覧から[受信箱]をクリック。 +新しいメールがあると、メッセージ一覧に太字で表示される。 +読みたいメールの件名を、メッセージ一覧からクリックする。 ****注意:文字化け [#n4d2da52] Webメールで文字化けした場合は、ブラウザで設定をします。 メニューから[表示]→[エンコード]をクリックして、 文字コードを設定してください。 ***添付ファイルの受信 [#j73c9daa] メールに添付ファイルがある場合は、次のようにして保存します。 +メール本文の一番下にある、[添付ファイル]の中からファイル名をクリックする。 +セキュリティのための確認があるので、[保存]をクリックする。 +保存する場所を選択したあと、[保存]をクリックする。 ***メールの削除 [#v1fa3904] メッセージ一覧からの削除は、次のようにします。 +メッセージ一覧で削除したいメールのチェックボックスをクリックする。 +[削除]をクリックする。 メールを開いた上体の場合は、次のようにします。 +メールの件名を、メッセージ一覧からクリックする。 +[削除]をクリックする。 削除したメールは、いったん「Trash」フォルダに格納されます。 完全に削除したいときは、 Trashフォルダの内容を表示してから、フォルダ内のメールを削除します。 **メールの整理 [#wf0199bf] 表示されているメールの一覧の並び替えたり、 フォルダを作ってメールを整理してみましょう。 ***メールの並び替え [#d2fe9d78] +メッセージ一覧の[差出人][日付][件名]の項目の左にあるマークをクリックする。 +指定した項目の順にメールが並び替えられる。 逆の順に並び替えるには、もう一度項目をクリックする。 ***フォルダの作成 [#lc21ce30] +メニューから[フォルダ]をクリックする。 +[フォルダを作成]に、作成するフォルダの名前を入力する。 +ほかのフォルダの下に作る(サブフォルダ)場合は、 フォルダを選択するか、[このフォルダのサブフォルダとして]をチェックする。 +[作成]をクリックする。 ***フォルダによる管理 [#lc21ce30] +フォルダへ移動したいメールのチェックボックスをクリックする。 +移動先のフォルダをメニューから選択する。 +[移動]をクリックする。 **メールの送信 [#la9fa341] メールを送信しましょう。メールの返事も書いてみましょう。 ***メールの送信 [#c32fb1fe] +メニューから[メッセージ作成]をクリックする。 +[宛先][CC:][BCC:]のいずれかにメールアドレスを入力する。 複数の人にメールを送る場合は、「,」で区切ってメールアドレスを入力する。 +件名と本文を入力する。 +すべての入力ができたら、[送信]をクリックする。 ***添付ファイルの送信 [#tbb53eeb] ほかのソフトで作ったファイルを、「添付ファイル」としてメールにつけて送ることができます。 +メニューから[メッセージ作成]をクリックする。 +宛先や件名、本文を入力する。 +[添付]の[参照]をクリックする。 +ファイルの選択画面で、添付したいファイルを選択し、[開く]をクリックする。添付ファイルとして一覧に追加される。 ++ほかにも添付するファイルがある場合は[追加]をクリックしたあと、添付の操作を繰り返す。 +すべての操作ができたら、[送信]をクリックする。 ****注意:添付ファイルの制限 [#r4c1e95c] Webメールで、メールに添付できるファイルの大きさは、約2MBまでです。 注意してください。 ***メールの返信 [#we33187b] 受信したメールを返信します。 +メッセージ一覧で、返事を書きたいメールの件名をクリックする。 +メールが表示されたら[返信]をクリックする。 [全員に返信]をクリックすれば、宛先にあるすべてのメールアドレスへ返信される。 +メールの作成画面が表示されるので、件名や本文を入力・編集する。 +すべて入力できたら、[送信]をクリックする。 ***メールの転送 [#z4778f94] 受信したメールを、内容はそのままで、ほかの人へ転送します。 +メッセージ一覧で、転送したいメールをクリックする。 +メールが表示されたら[転送]をクリックする。 +転送先のメールアドレスをを入力する。 +すべて入力できたら、[送信]をクリックする。 ---- **メールソフトの設定 [#wb1728c9] 電子メールを利用するには、自分の個人情報を設定しなくてはいけません。 また、メールを誰が書いたかを示す署名も必要です。 個人情報や、署名の設定をしましょう。 ***個人情報の設定 [#e4097c81] 自分の名前やメールアドレス、使用するメールサーバなどの、 個人情報の設定をします。 ****Netscape Navigator [#qf4e1182] +メニューから[編集]→[設定]をクリックする。 +カテゴリから[個人情報]をクリックする。 ++[名前]に自分の名前を、[電子メールアドレス]に自分のメールアドレスを入力する。 +カテゴリから[メールサーバ]をクリックする。 ++[送信メール(SMTP)サーバ(O)]に「skanda.ed.hyogo-dai.ac.jp」と入力する。 ++[編集]をクリックする。 +++[全般]をクリックして、[ユーザ名]に自分のユーザIDを入力する。 +++[IMAP]をクリックして、[ごみ箱フォルダに移動(V)]をクリックする。 +++[詳細]をクリックして、[IMAPサーバディレクトリ(M)]に「INBOX/」と入力し、「サーバはサブフォルダとメッセージの両方を格納できるフォルダをサポート(S)」はチェックしない +++[OK]をクリックする。 +カテゴリから[メッセージ]をクリックする。 ++[送信するテキストのみのメッセージを(O)]に60〜70程度の数字を入力する。 +カテゴリから[書式]をクリックする。 ++[メッセージ作成にテキストエディタを使用する(T)]をクリックする。 +[OK]をクリックする。 ****Webメール [#k45c03ae] +[オプション]をクリックする。 +[個人情報]をクリックする。 +[フルネーム]に自分の名前を、[メールアドレス]に自分のメールアドレスを入力する。 +[登録]をクリックする。 ***署名の設定 [#i4031cb4] メールを書くときには、本部の最後に「署名」(Signature)をつけるのが一般的です。 次のように、名前やハンドルネーム(ネットワーク上でのニックネーム)、メールアドレス、所属や連絡先を書きます。 兵庫 太郎 (Taro Hyogo) 兵庫大学○○学部○○学科 e-mail:X2061000@ed.hyogo-dai.ac.jp 設定しておけば、メールを作成するときに、 自動的にメールの一番最後に追加されます。 ****Netscape Navigator [#zf15297a] +メモ帳などのテキストエディタを使って、署名の内容をファイルに作成しておく。 +メニューから[編集]→[設定]をクリックする。 +カテゴリから[個人情報]をクリックする。 +[署名ファイル]の[選択]をクリックする。 +ファイルの選択画面で、作成しておいた署名のファイルを選択し、[開く]をクリックする。 +[OK]をクリックする。 ****Webメール [#z22bbd00] +[オプション]をクリックする。 +[個人情報]をクリックする。 +[署名]に、署名の内容を入力する。 +[署名を使う]の[はい]をクリックする。 +[署名の前に'--'を付ける]の[はい]をクリックする。 +[登録]をクリックする。 *電子メールのマナーを知る [#mf7e0aaa] -メールを送るときの注意を知る -迷惑メールへの対応がわかる **携帯電話のメールとの違い [#j3e6607b] **機種依存文字を使わない [#rab60ad3] **件名や本文の書き方に注意する [#j6228ffb] -わかりやすい件名 -本文の長さ -引用 -添付ファイルのサイズに注意する **プライバシー [#xe1ce80c] **迷惑メールへの対処 [#ra2d9690] **メーリングリストの利用 [#ld9e202c] |