*総合科学演習A 第7回 [#h3412d6e] **ワープロソフト [#l30c5dff] ***ワープロソフトとは [#o0592cf5] ''ワープロソフト''とは、印刷を目的とした文章を作成するためのソフトです。 次のような機能を持っています。 -入力・編集機能 --検索・置換、校正、スペルチェック -レイアウト機能 --文字のフォントやサイズの設定、箇条書きと段落番号、文字送り・行間の調整 -作表・作図機能 --罫線の作成、図形の作成、図の挿入 -印刷機能 --用紙の選択、余白の設定、印刷のプレビュー、WYSIWIYG(What You See Is What You Get:見たままを印刷できる) 主なワープロソフトには、次のようなものがあります。 -[[Microsoft Word(マイクロソフト):http://www.microsoft.com/japan/office/word/prodinfo/default.mspx]] -[[一太郎(ジャストシステム):http://www.ichitaro.com/]] ***ワープロの歴史 [#k0713265] |>|LEFT:~''ヨーロッパ・アメリカ''| |LEFT:~1714年|ヘンリー・ミルが英文''タイプライター''の発明&br;ビジネスだけではなく、一般にも普及| |LEFT:~1965年頃|アメリカでワープロの研究開発がスタート&br;バッチ処理(パンチカードの内容を電動タイプライターに印刷)| |LEFT:~1975年頃|ワープロが発売され、タイプライターは姿を消す(アンティーク化?)| |LEFT:~1978年|初期のワープロソフトの開発(ワードマスター、エレクトロニック・ペンシル)| |LEFT:~1979年|''ワードスター''の発売、ヒット&br;マイコン上で誰でも使えるシステムへ| |>|LEFT:~''日本''| |LEFT:~1915年|杉本京太が欧文タイプライターの発明&br;英文タイプライターを改造(活字を直接拾い上げて印字)| |LEFT:~1931年頃|和文タイプの発明(見出しから文字を選択)| |LEFT:~1978年|日本初のワープロ専用機の登場(東芝JW-10)&br;価格は600万以上(当時)| |LEFT:~1982年|JW-1(価格50万円台)が登場し、企業に普及| |LEFT:~1983年|''日本語ワープロソフト''の登場(ジャストシステムJS-WORD)&br;現在の「一太郎」のもと| ***文書作成用のソフトウェア [#j7e52410] :テキストエディタ(エディタ)| テキストファイル(文字だけのファイル)を作成・編集するためのソフトウェア。文字の入力や編集のための機能に特化していて、高速で効率的な文字入力・編集ができる。メールや簡単な文書作成、プログラムの作成に用いられる。 :DTPソフト| DTP(Desk Top Publishing)、つまり卓上出版のためのソフトウェア。高品質な印刷物(出版物)を作成するための、レイアウトやデザイン機能に優れていて、現在の出版物の大半はDTPソフトで作成されている。 目的や用途に合わせて、それぞれのソフトを選ぶのがよいでしょう。 |CENTER:ソフトウェア|CENTER:目的|CENTER:編集速度|CENTER:表現力|h |テキストエディタ|文章の入力・編集|速い|低い| |ワープロソフト|印刷物の作成|普通|普通| |DTPソフト|出版物の作成|遅い|高い| **Wordの操作 [#o18523db] 代表的なワープロソフトである、 Word(マイクロソフト社)を使って、 ワープロソフトの操作を学習します。 (テキスト「インフォメーション・リテラシ」の104〜139ページを参照) 次のようにして、 練習用のファイル「Wordのチュートリアル.doc」をコピーしてください。 +「マイコンピュータ」→「Fsの資料・課題」→「kawano」→「配布」を開く +「&ref(Wordのチュートリアル.doc);」を右クリックし、「コピー」を選ぶ +「マイドキュメント」→「コンピュータ演習」を開く +ウィンドウ右側の空白を右クリックし、「貼り付け」を選ぶ 練習用のファイルを操作しながら、プレゼンテーションソフトを学習します。 ページ数はテキスト「インフォメーション・リテラシ」の説明のページです。 今回は、文字の装飾と罫線・表の作成を中心に学習します。 -105〜107ページ : Wordの起動と終了 -108〜110ページ : ページの設定 -111〜116ページ : 文字の入力 -115、117〜120ページ:文字の装飾 -121〜122ページ : ファイルの保存 -128〜134ページ : 表・罫線の作成 ***Wordを最初に操作するときの設定 [#dadf10a4] Wordは、最初の状態では、すべての機能・メニューをすぐに利用することができません。 そこで、次のように設定して、すべての機能・メニューを利用できるようにしましょう。 +メニューから、「ツール」→「ユーザ設定」をクリック +「オプション(O)」タブをクリック +ウィンドウ上部「メニューとツールバー」の、 2ヵ所のチェック欄をマウスでクリックしてチェック +「OK」ボタンをクリックして、ユーザ設定を閉じる **第8回の課題:案内状の作成 [#gc52cc3d] ***課題の内容 [#g0a45cfb] ワープロソフトを使って、見学旅行の案内状を作成します。 「読みやすさ」に注意して、いろいろな装飾をしてください。 +文字が入力済みのファイルを、次の手順にしたがってコピーしてください。 ++「マイコンピュータ」→「Fsの資料・課題」→「kawano」→「配布」→「コンピュータ演習」を開く ++「&ref(案内状のひな形.doc);」を右クリックし、「コピー」を選ぶ ++「マイドキュメント」→「コンピュータ演習」を開く ++ウィンドウ右側の空白を右クリックし、「貼り付け」を選ぶ +指定する場所の文字を、指示にしたがって変更してください。 ++''日付'' : 今日の日付を入力 ++''学科'' : 自分の所属学科名を入力 ++''学籍番号、氏名'' : 自分の学籍番号、名前を入力 ++''サブタイトル'' : 見学先にあったサブタイトル(自由に)を入力 ++''見学先'' : 自分が見学したいと思う施設の名称と、その所在する都道府県名&br; わからなければ、Yahoo!JAPAN( http://www.yahoo.co.jp/ )で検索すること ++''費用'' : 「東加古川」駅から見学先までの往復の交通費や入館料などを入力&br; 交通費は、「乗換案内」( http://www.jorudan.co.jp/ )などで検索すること ++''問合せ'' : 自分の名前とメールアドレスを入力 +サンプルを参考に、下側に 「切り取り線」と「申込書」を追加してください。 ***課題の注意点 [#p24b615d] 課題には、次のポイントをふまえて作成してください。 +1回以上、次の操作をしておくこと --フォントの設定・大きさ --箇条書き・段落番号 --文字の配置(左揃え、中央揃え、右揃え) --インデントを使った字下げ +申込書の記入欄は、表で作成すること また「見る人が読みやすい」ことに注意して、作成してください。 読みやすい装飾のポイントをあげておきます。 -文字・行間隔を開ける --印刷用の文書では、文字間隔は少し詰め気味、行間隔は1行程度がよいでしょう。 -フォントを使い分ける --フォントを使い分けると、 内容やポイントを見やすく整理できます。 (ただし、2、3種類程度) --明朝体(筆で書いたようなフォント):文書の本文 --ゴシック体(角ばったフォント):題名や見出し、キーワード -行の頭を揃える --インデント機能を使えば、文章が増えても、行の左端(行頭)を揃えることができます。 &br; &br; ***課題の提出方法 [#r956eaa2] 編集ができたら、次のようにして、ファイルに保存してください。 +メニューから「ファイル」→「名前を付けて保存」をクリック +保存する場所に「マイドキュメント」>「コンピュータ演習」 +ファイル名に「今日の日付」+「学籍番号」+「.doc」を設定(半角文字で) --例:5月30日で、学籍番号がC2041000の場合、ファイル名は「0530C2041000.doc」 保存できたら、テキスト『インフォメーションリテラシ』の97ページを見て、保存した課題ファイルを''添付ファイルとしてメールで送りなさい''。 -宛先:kawano@ed.hyogo-dai.ac.jp -Cc:自分のメールアドレス -件名:第7回の課題 -本文:今回の感想を書いてください。 **次回の予定 [#wf63cf56] -ワープロソフト(2) |