情報教育演習II 第9回
コンピュータ上の画像の扱い
コンピュータの画面はどうやって写るのか?
光の3原色(RGB)
コンピュータの中で画像はどう扱われるか?
コンピュータでは、画像は
「ドット」や「ピクセル」という点の集まりに分解されています。
それぞれの点には、色の情報が数値化されています。
最近では、おもに、
RGB(赤・緑・青)の3色の情報をもち、
それぞれの色の階調を数値で表します。
原色を一番多い数値として、徐々に暗くして、最も暗い色(黒)が一番少ない数値となります。
例:256階調で表す場合
階調 | 255 | ... | 192 | ... | 063 | ... | 000 |
---|
色 | | ... | | ... | | ... | |
---|
最近のパソコンで表現できる色数は、次のとおりです。
10年以上前のパソコンでは、64色や16色、8色というものもありました。
- フルカラー(1670万7216色、24ビット)
- 赤 256階調 × 緑 256階調 × 青 256階調
- ハイカラー(65536色、16ビット)
- インデックスカラー(256色、8ビット)
バナーの作成
Windowsに標準で付属しているグラフィックスソフト「ペイント」を使って、
「バナー」を作成します。
「バナー」とは、インターネット上での広告のひとつ。
サイトへのリンク用のアイコンで、
クリックした利用者を自分のサイトへ導くための「旗印」のようなもの。
バナーの大きさ(幅×高さ)は次のような種類があるが、とくに定められていない。
グラフィックソフトの種類
グラフィックソフトは、描画の仕方によって、2種類にわけることができます。
- ペイント系
- 画面上のドット(点)の一つひとつを描画する
- データには、すべての点の色の情報が記録される
- ペンや筆で紙に絵を描くような感覚で、絵を作ることができる
- ドロー系
- 「線」や「四角形」「円」などの図形を描画する
- 図形の位置や線の長さ、角度、色などの、図形としての情報が記録される
- 貼り絵の感覚で、絵を作ることができる
バナーを作成
まず、バナー用に、キャンバス(絵を描くスペース)のサイズを変更します。
- メニューから、「変形」→「キャンバスの色とサイズ」を選択
- 「幅」を「88」、「高さ」を「31」に設定し、「OK」ボタンをクリック
バナーの中には、次のような内容を入力・描画してください。
- 学籍番号と名前(本名、ニックネーム)
- イラストと背景(パターン)を自作
作成できたら、次のようにして、保存してください。
- メニューから、「ファイル」→「名前をつけて保存」を選択
- 「保存する場所」を、「マイドキュメント」→「My Pictures」に設定
- ファイル名に、「自分の学籍番号」+「.bmp」を設定
(例:学籍番号がC2023000の場合、ファイル名は「C2032000.bmp」)
画像のフォーマット
画像データのフォーマット(形式)には、次のようなものがあります。
- BMP(ビットマップ)(*.bmp)
- Windows標準の画像フォーマット(「ペイント」で作成できる)
- ファイルサイズが大きい(24ビットカラーの場合)
- Webページでは使えないので、ほかの形式に変換する必要がある
- JPEG (*.jpg, *.jpeg)
- 写真、イラスト向き(フルカラーが扱える)
- ファイルサイズが小さい(圧縮率を変える)
- GIF (*.gif)
- アイコン、バナー向き(最大で256色しか扱えない)
- Compu Serve(現在はAOL)が定められたフォーマット
- 透過GIFやアニメーションGIFなど機能が豊富
- PNG (*.png)
- GIFファイルに代わるフォーマット
- GIFファイルに特許問題が生じたため、それ避ける目的で作られた
素材集の利用
インターネットに公開されている「素材集サイト」にアクセスして、
アイコンの素材を集めます。
ただし、
素材集サイトを利用するときには、利用に関する注意事項を確認しましょう。
「著作権フリー」のように、再利用が許可されているかどうか注意しましょう。
- Yahoo! JAPAN( http://www.yahoo.co.jp)にアクセス
- 「コンピュータとインターネット > インターネット > WWW > ホームページ作成 > グラフィックス、素材」の順にカテゴリを絞り込む
- 登録されているサイトにアクセスし、画像ファイルを探す
- 気に入った画像があったら、画像を右クリックする
- メニューから「名前をつけて画像を保存」を選ぶ
- ファイルの保存場所を指定して、「保存」ボタンをクリック