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コンピュータ演習(再) 第8回

今回のねらい

ポートフォリオによる自分の学習や調査の過程を振り返ることを通じて、 コンピュータのデータ管理のしくみや実際のファイルの操作を学習し、 収集した情報を整理する力を身につける。

データの管理

ドライブ

ドライブ」(ディスク駆動装置)とは、ハードディスクやフロッピーディスク、CD-ROMのようなディスク(記録媒体)を操作するための、記憶装置のひとつです。基本的には、ディスクを回転させて、内蔵したヘッドでデータを読み書きします。ディスクのことを「メディア」ともいいます。

「マイコンピュータ」を開くと、そのコンピュータに接続されているドライブを確認することができます。

その他のドライブには、MOやDVD-ROMなどの各種メディアに対応したドライブや、ネットワーク越しで他のコンピュータのドライブを利用できる「ネットワークドライブ」があります。

フォルダ

フォルダ」とは、ファイルを整理したり分類したりするための保存場所で、紙を挟みこむバインダーのようなものです。

整理や分類のための名前をつけて、ファイルを格納することができるので、 関係するファイルをまとめて整理するときに使います。 また、フォルダの中に新たなフォルダを作成すること(フォルダの入れ子)ができるので、ファイルを細かい分類(カテゴリ)に分けて整理することで、ファイル同士の関係を階層的に見ることができます。

WindowsやMacintoshでは「フォルダ」と呼びますが、MS-DOSやUNIXなどのOSでは「ディレクトリ」といいます。

ファイル

ファイル」とは、記録装置に記録されたデータのまとまりのことです。 大きくわけると、「プログラムファイル」と「データファイル」があります。

プログラムファイル(実行ファイル)は、コンピュータに何らかの命令をして処理をさせるためのファイルです。 データファイルは、おもにプログラムファイルから利用するためのデータが記録されているファイルです。

拡張子

拡張子とは

ファイルの名前の「.」(ピリオド)から右側の部分(3〜4文字程度)を「拡張子」といいます。 拡張子は、主にファイルの種類をあらわしていて、システムで定められたもの、作成したプログラムで定められたもの、慣習やルールで定められたものがあります。大文字・小文字は関係ありません。

Windowsでは、拡張子とそのファイルを開くプログラムが関係づけられていて、ファイルをダブルクリックすれば自動的に関係づけられたプログラムが起動します。もし、拡張子を間違えていると、ファイルを開けなくなる場合があります。

拡張子ファイルの種類使用するプログラム
.exe .com実行ファイルなし(OSが使用)
.docWord 文書Word(ワープロソフト)
.pptPowerpoint プレゼンテーションPowerpoing(プレゼンテーションソフト)
.txtテキストファイルメモ帳等(エディタ)
.bmpビットマップ形式画像ファイルペイント(グラフィックソフト)
.gifGIF形式画像ファイル
.jpeg .jpgJPEG形式画像ファイル

拡張子の確認

学校の計算機実習室では、ファイル名に拡張子が常に表示されるよう、設定されています。しかし、市販されているWindowsパソコンでは、拡張子が表示されないように設定されています。次のように操作すれば、拡張子の表示/非表示を設定できます。

  1. 名コンピュータやフォルダなどのウィンドウを表示する
  2. メニューバーから「ツール」→「フォルダオプション」を選択する
  3. 「フォルダオプション」ウィンドウの「表示」タブをクリックする
  4. メニューの「表示」から「登録されているファイルの拡張子は表示しない」のチェックをクリックする

ショートカット

拡張子がないのにプログラムを起動したりできるファイルがあります。 「ショートカット」とは、別の場所にあるフォルダやファイルにアクセスするための実態のないファイルのことです。「フォルダやファイルの分身」ともいえます。

よく使うプログラムやフォルダの深い階層の中にあるファイルへアクセスするために、ショートカットを作成しておくと便利です。ショートカットを作成するには、次のようにします。

  1. ショートカットを作りたいファイルやフォルダを表示して、右クリックする
  2. 右クリックのメニューから「ショートカットの作成」を選択する
  3. 「〜のショートカット」というファイルができるので、好きな場所に移動させる

データの操作

フォーマット

ディスクを最初に利用するときには、必ず「フォーマット」(初期化)という操作をします。フォーマットされていないディスクは、データを記憶するための場所が作られていないため、フォーマットすることで、データを効率よく記憶するためにディスクを小さな領域に区分けし、どの区分けにデータが格納されているかを記録するための領域を確保 します。

フロッピーディスクをフォーマットする手順は次のとおりです。

  1. フォーマットしたいディスクを、フロッピーディスクドライブに挿入します。
  2. 「マイコンピュータ」を開きます。
  3. 「3.5インチFD」を右クリックし、メニューから「フォーマット」を選びます。
  4. 容量やファイルシステムを選択して、「開始」をクリックします。
  5. フォーマット終了後すると、メッセージが表示されます。

すでにデータが入っているディスクをフォーマットすると、データが消えてしまうので気をつけましょう。

フォルダの作成

フォルダは、ドライブの中で、アクセスする権限がある場所ならどこでも作成することができます。ただし、同じ名前のフォルダを2つ以上作ることはできません。

  1. フォルダを作りたい場所で、右クリックします。
  2. メニューから、「新規作成」→「フォルダ」を選びます。
  3. フォルダができ、「新しいフォルダ○」(○には数字が入る場合がある)と、フォルダ名が反転して表示さます。
  4. フォルダ名を入力してEnterキーを押します。

フォルダやファイルの移動・コピー・削除

フォルダやファイルを移動・コピーする、一番簡単な方法は、コピー元のフォルダやファイルとコピー先のフォルダを並べて表示して、コピーするフォルダ/ファイルをコピー先までドラッグすることです。しかし、この方法では、コピーか移動かがはっきりしません。

右クリックを使った操作を身につけると、ファイルやフォルダのコピーだけではなく、文字やグラフィックのコピーにも応用できます。

  • ファイル/フォルダのコピー
    1. コピーしたいファイルを右クリックし、メニューから「コピー」を選びます。
    2. コピー先のフォルダを表示します。
    3. 適当な空白の場所で、右クリックし、メニューから「貼り付け」を選びます。
    4. ファイルのコピーが完了します。
  • ファイル/フォルダの移動
    1. 移動したいファイルを右クリックし、メニューから「切り取り」を選びます。
    2. コピー先のフォルダを表示します。
    3. 適当な空白の場所で、右クリックし、メニューから「貼り付け」を選びます。
    4. ファイルの移動が完了します。

ファイルやフォルダを削除するには、次のようにします。[Delete]キーでも削除することができます。 「ごみ箱」は、右クリックのメニューの「ごみ箱を空にする」で、空にする(完全にファイルを削除する)ことができます。

  1. 削除したいファイルを右クリックし、メニューから「削除」を選びます。
  2. ファイルは削除され、「ごみ箱」に移動します。

名前の変更

フォルダやファイルの名前を変えるには、次のように操作します。 ただし、拡張子まで変えてしまうと、ファイルが開かなくなるので、十分注意してください。Escキーを押すと変更をキャンセルすることができます。

  1. 名前を変えたいファイルを右クリックし、メニューから「名前の変更」を選びます。
  2. 名前の部分が反転表示されます。
  3. 新しい名前を入力して、最後にEnterキーを押します。

参考リンク


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Last-modified: Tue, 11 Mar 2014 20:20:22 JST (3698d)