TITLE:表の作成と計算 *表の作成と計算 [#j3a0af1e] 最初に、実習で使用するファイルを、 次の手順にしたがってダウンロードしてください。 +eラーニングのシステムにアクセスし、この授業のコースを開く +「第10回」の「練習と課題のファイルダウンロード」をクリック +「保存」ボタンをクリックして保存したら、「ファイルを開く」ボタンをクリック **データの入力 [#qca254cc] 「''練習1''」というワークシートに、次のようにセルに値を入力します。 -A1セルに「''番号''」と入力 -D1セルに「''標準体重''」、E1セルに「''体重の差''」と入力 -A17セルに「''平均''」、A18セルに、「''件数''」と入力 次に、1行目と2行目の間に、行を1行挿入して、 架空の人物の身長と体重のデータを入力してみましょう。 +A2セルをクリック(アクティブにする) +「ホーム」タブの「セル」メニューにある「挿入」ボタンをクリック +「シートの行を挿入」を選択すると、行が追加されるので、身長と体重を入力 #ref(2014/C/10th/table/xls201302.png,nolink,行の挿入) **オートフィル [#s0313e25] A列には、通し番号を振ることにします。 「''オートフィル''」という機能を使えば、 連続したデータを簡単なマウス操作で入力できます。 +A2セルに「1」を、A3セルに「2」を入力 +A2セルとA3セルを、マウスでドラッグして、範囲指定する +範囲指定した枠の右下にある「■」を、A17セルまでマウスでドラッグすると、番号が入力される #ref(2014/C/10th/table/xls201303.png,nolink,オートフィル) **簡単な計算とオートSUM [#d86d6009] ***数式の入力 [#wf92de61] 身長と体重のデータをもとに、いくつかの計算をしてみましょう。 まずは「標準体重」を身長のデータから計算します。 標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22 Excelでは、セルに「''数式''」を入力することで計算ができます。 数式の基本的なルールは、次のとおりです。 -最初は「=」ではじめる -カッコ「()」を使って計算する順番を指定できる |CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c |演算|数学での記号|Excelでの記号|計算式の例|表示される結果|h |足し算|+|+|=1+2|3| |引き算|−|-|=2-3|-1| |掛け算|×|*|=4*5|20| |割り算|÷|/|=1/2|0.5| // |べき乗|^|^|=2^3|8| それでは、実際に数式を入力して、標準体重を計算してみましょう。 +D2セルに次の計算式を入力する(セル番地を指定するにはセルをマウスでクリック) =B2*B2*22 +「Enter」キーを押すと、計算結果が表示される(もし入力し間違えたら、数式バーで修正) D3セル以降には、 効率的に作業を進めるために、D2セルの数式をD3〜D17セルにコピーしましょう。 +D2セルをクリックして、指定する +範囲指定した枠の右下にある「■」を、D17セルまでマウスでドラッグすると、数式がコピーされて自動的に計算される #ref(2014/C/10th/table/xls201304.png,nolink,数式の入力) 計算した標準体重には、小数点以下の桁数を制限して揃えておきます。 小数点以下第1位まで表示するようにします。 +D2~D17セルをマウスでドラッグして選択する +「ホーム」タブの「小数点以下の表示桁数を減らす(増やす)」ボタンで、小数点以下第1位まで表示するように調整する #ref(2014/H/10th/table/xls201305.png,nolink,小数点の調整) ***標準体重との差の計算 [#n21e613c] E列には、体重のデータ(C列)と標準体重(D列)との差を計算してみましょう。 オーフィル機能も使います。 +E2セルに次の計算式を入力する(セル番地を指定するにはセルをマウスでクリック) =C2-D2 +「Enter」キーを押すと、計算結果が表示される +E2セルをクリックして、セルの右下にある「■」を、E17セルまでマウスでドラッグすると、数式がコピーされて自動的に計算される #ref(2014/C/10th/table/xls201306.png,nolink,標準体重の計算) 計算ができたら、標準体重との差(E列)も、 小数点以下第1位までを表示するように設定しましょう。 ***【時間があれば】BMI(ボディマス指数)の計算 [#n21e613c] F列に、人の肥満度の指標である、BMI(ボディマス指数)を計算してみましょう。 BMIは次のような式で計算できます。 BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) または BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗 では、実際に計算してみましょう +F1セルに「''BMI''」と入力する +F2セルに次の計算式を入力する(セル番地を指定するにはセルをマウスでクリック) =C2/B2/B2 または =C2/B2^2 (「^2」は2乗という意味) +「Enter」キーを押すと、計算結果が表示される +F2セルをクリックして、セルの右下にある「■」を、F17セルまでマウスでドラッグすると、数式がコピーされて自動的に計算される #ref(2014/C/10th/table/xls201307.png,nolink,BMIの計算) 計算ができたら、BMI(F列)も、 小数点以下第1位までを表示するように設定しましょう。 ***オートSUMの利用 [#f143d38e] Excelでよく使われる5つ計算を、すぐに利用できるようにした機能を 「''オートSUM''」といいます。 マウスの操作だけで、次の5つの関数を簡単に利用できます。 -合 計:=SUM(計算する範囲) -平 均:=AVERAGE(計算する範囲) -個 数:=COUNT(計算する範囲) -最大値:=MAX(計算する範囲) -最小値:=MIN(計算する範囲) 身長・体重・BMIの平均値を、オートSUMで計算しましょう。 +B18セルをクリックする +「ホーム」タブの「編集」メニューにある、「オートSUM」ボタンをクリックし、 メニューから「平均」を選択 +次の数式が、B18セルに入力されているのを確認できたら、「Enter」キーを押す =AVERAGE(B2:B17) (「B2:B17」とは「B2〜B17セルすべて」という意味) +B18セルに、身長の平均が計算される +同じような操作をするか、B18セルの計算式をC18~F18セルにコピーして、 体重・標準体重・体重との差・BMIのそれぞれの平均を計算する +B18~F18セルで表示する値を、小数点以下第1位までになるように調整する #ref(2014/C/10th/table/xls201308.png,nolink,オートSUM(平均)) また、データを件数をオートSUMで計算しましょう。 ここでは、''計算する範囲''を自分で指定する必要があります。 +B19セルをクリックする +「ホーム」タブの「編集」メニューにある、「オートSUM」ボタンをクリックし、 メニューから「数値の個数」を選択 +次の数式が、B19セルに入力されているのを確認したら、 =COUNT(B2:B18) マウスでB2〜B17をドラッグして、個数を数える範囲を次のように変更する =COUNT(B2:B17) +「Enter」キーを押すと、データの件数が計算される #ref(2014/C/10th/table/xls201309.png,nolink,オートSUM(データの個数)) **表の書式設定 [#ec9382e2] 表らしくするために、 文字の配置を調整したり、セルに罫線を設定したり、セルを塗りつぶします。 #ref(2014/C/10th/table/xls201310.png,nolink,「フォント」メニューと「配置」メニュー) -文字の配置:「ホーム」タブの「配置」メニュー -罫線や塗りつぶしの設定:「ホーム」タブの「フォント」メニュー 「罫線」ボタンをクリックすれば、特定の位置に線をひいたり、線を消すこともできます。また、罫線の色やスタイルも設定できます。メニューから「その他の罫線」を選択すれば、より細かく設定することもできます。 #ref(2014/C/10th/table/xls201311.png,nolink,罫線の設定) |