TITLE:関数の利用 *関数の利用 [#qa19e55d] 最初に、実習で使用するファイルを、 次の手順にしたがってダウンロードしてください。 +eラーニングのシステムにアクセスし、この授業のコースを開く +「第11回」の「練習と課題のファイルダウンロード」をクリック +「保存」ボタンをクリックして保存したら、「ファイルを開く」ボタンをクリック **関数のしくみ [#m03d4e8c] 「関数」とは、数学の関数と同じような働きをします。 「''数字や文字など『値』を与えると、いろいろな『処理』をして、'' ''新しい値を『結果』として返す''」ような仕掛けのことです。 #ref(2007/H/11th/1st/function.png,nolink,80%,関数のしくみ) 次のいずれかの方法か、セルに直接入力することで、関数を利用できます。 -「数式」タブにある、関数のグループのメニューを選択する -数式バーの「関数の挿入」ボタンをクリックして、関数を選択する **合計を求めるSUM関数 [#p1d7243b] B29セル〜F29セルに、それぞれの列の合計を計算します。''SUM''という関数を使います。 +B29セルをクリック +「''数式''」タブの「''数学/三角''」メニューをクリックする +メニューから「SUM」を選択 +「関数の引数」を選択するウィンドウが表示される --「数値1」に「B3:B27」が設定されているのを確認 --もし違う値が設定されていたら、B3〜B27セルをマウスでドラッグして、範囲を指定 +「OK」ボタンをクリック +同じような操作を、C29〜F29セルで繰り返す #ref(2012/N/11th/1st/cp121101.png,nolink,関数の利用) > それぞれの列の合計が計算できたら、 前回の復習として、「オートSUM」機能で、 G29セルに、B29〜F29セルの値の平均を計算しておきましょう。 < **順位を求めるRANK関数 [#r3cc5509] 次に、回答数の多い順に順位を付けます。''RANK''という関数を使います(Excel2010ではRANK.EQという関数になります)。 |~関数名|~機能|~使い方|~使用例|h |RANK|順位を求める|=RANK(順位を求める値, 範囲, 並べ方)|=RANK(A3,A1:A5,0)| +B30セルをクリック +「''数式''」タブの「''関数の挿入''」メニューをクリックする +「関数の分類」から「''すべて''」を選択し、関数の一覧から「''RANK''」を選択して「OK」をクリック +「関数の分類」から「''すべて表示''」を選択し、関数の一覧から「''RANK''」を選択して「OK」をクリック +「関数の引数」を選択するウィンドウが表示される --「数値」に「B29」を設定(順位を求める値) --「参照」にマウスでB29〜F29セルをドラッグして「B29:F29」を設定(順位を求める範囲)&br; そのあと、「F4」キーを押すか入力しなおして「$B$29:$F$29」と設定&br;(数式をほかのセルにコピーしても、この引数だけはセル番地が変わらない、''絶対参照''という) --「順序」に「0」を設定 +「OK」ボタンをクリック +B30の数式を、オートフィルを使って、C30〜F30セルにコピーする #ref(2012/N/11th/1st/cp121102.png,nolink,RANK関数の利用) **列の幅の設定 [#dd6bc76a] 列の幅を設定して、第1列の項目名が表示されるようにします。 -列番号の「B」と「C」の境目をマウスで左右にドラッグする -列番号を右クリックして「列の幅」を選択し、長さを数値で入力する -または、列番号の「B」と「C」の境目の部分をマウスでダブルクリックする&br;(その列の一番長い文字に合わせて、幅が自動調整される) 同じようにすれば、行の高さも変更することができます #ref(2008/Ct/10th/1st/10th-3.png,nolink,列の幅の設定) **条件を判断して処理するIF関数 [#oefa005e] 次に、各項目の合計と、G29で計算した合計の平均を比較します。 比較して平均以上の項目には「○」、そうでない項目には「×」を、 B31〜F31セルに表示する処理を追加します。 セルにある数字や文字を、ある条件に照らし合わせた結果で、 処理を切り替えるには、''IF''関数を使います。 |~関数名|~機能|~使い方|~使用例|h |IF|条件を判定する|=IF(条件, 条件に合う場合の処理, 合わない場合の処理)|=IF(A3>60,"○","×")| IF関数では、条件を指定します。条件の書き方は、次の表のようになります。 ||CENTER:|||CENTER:|CENTER:|c |~条件|~演算子|~条件(論理式)の例|~意味|h |等しい|=|"A1=60"|A1セルの値と60が等しい| |等しくない|<>|"A1<>60"|A1セルの値と60が等しくない| |より大きい|>|"A1>60"|A1セルの値が60より大きい| |より小さい|<|"A1<60"|A1セルの値が60より小さい| |以上|>=|"A1>=60"|A1セルの値が60以上| |以下|<=|"A1<=60"|A1セルの値が60以下| まず、B31セルで、B29セルとG29セルの値を比較してみます。 +B31セルをクリック +「''数式''」タブの「''関数の挿入''」メニューをクリックする +「関数の分類」から「''論理''」を選択し、関数の一覧から「''IF''」を選択して「OK」をクリック --「論理式」の入力欄をクリックして、条件を入力 ---「論理式」に「B29>=$G$29」と設定したあと、&br;「F4」キーを押すか入力しなおして「B29>=$G$29」と設定&br;(コピーしてもセル番地が変わらないように、''絶対参照''を使用) --「真の場合」の入力欄をクリックして、「○」と入力 --「偽の場合」の入力欄をクリックして、「×」と入力 +「OK」をクリックすると、比較して処理した結果が表示される #ref(2012/N/11th/1st/cp121103.png,nolink,IF関数の利用) B31セルで処理ができたら、それをC31〜F31セルにコピーすれば、 すべての項目での比較・処理ができます。 #ref(2012/N/11th/1st/cp121104.png,nolink,90%,IF関数の利用後) |