TITLE:データの処理とグラフ作成 *データの処理とグラフ作成 [#dcd725e0] 「''練習2''」というワークシートをクリックして表示します。 **列の幅の設定 [#gcf1c466] ひとつ前の練習を参考に、 A列〜F列の列の幅を適切に設定してください。 -A列では、列の幅を自動調整せずに、A32〜A37の項目名がおさまるように、列の幅を自分で調整してください。 **データの処理:COUNTIF関数 [#e346c4e0] この練習でのデータは、次のようなアンケートの回答が入力されているものとします。 -「5」…大体わかる -「4」…少しはわかる -「3」…普通 -「2」…少ししかわからない -「1」…全然わからない このデータに合わせて、B32〜F36セルでそれぞれの項目の集計をします。 ''COUNTIF''関数を使います。 |~関数名|~機能|~使い方|~使用例|h |COUNTIF|条件を満たすセルを数える|=COUNTIF(範囲, 条件)|=COUNTIF(A1:A5, ">60")| COUNTIF関数でも、IF関数と同じように、条件を指定します。 しかし、条件の書き方がIF関数と少し異なります。 次の表を見て、注意してください。 ||CENTER:|||CENTER:|CENTER:|c |~条件|~演算子|~使用例|~意味|~IF関数での使用例|~COUNTIF関数での使用例|h |等しい|=|"=60"|60と等しい|"A1=60"|"=60"| |等しくない|<>|"<>60"|60と等しくない|"A1<>60"|"<>60"| |より大きい|>|">60"|60より大きい|"A1>60"|">60"| |より小さい|<|"<60"|60より小さい|"A1<60"|"<60"| |以上|>=|">=60"|60以上|"A1>=60"|">=60"| |以下|<=|"<=60"|60以下|"A1<=60"|"<=60"| まず、B32〜B36セルで集計をしてみます。 +B32セルをクリック +「''数式''」タブの「''関数の挿入''」メニューをクリックする +「関数の分類」から「''統計''」を選択し、関数の一覧から「''COUNTIF''」を選択して「OK」をクリック +「関数の引数」を選択するウィンドウが表示される --「範囲」の入力欄をクリックした後、B3〜B27セルをドラッグして、「B3:B27」と設定 --「検索条件」に「"=5"」を設定 +「OK」をクリックすると、「5」が入力されたセルの数だけが集計される +同じように、B33〜B36セルについても、COUNTIF関数で「検索条件」をそれぞれ4〜1に設定して、集計をする B列の集計ができたら、それをC32〜F36セルにコピーすれば、数式がコピーされ集計ができます。 #ref(2008/Ct/10th/2nd/10th-4.png,nolink,COUNTIF関数) **平均を求める:AVERAGE関数 [#rd2f72ab] 次に、B37〜F37セルに、B3〜F27セルにある表の平均値を計算します。 ひとつ前の練習とは違って、オートSUMは使わずに、関数を直接設定してみましょう。 +「''数式''」タブの「''関数の挿入''」メニューをクリックする +「関数の分類」から「''統計''」を選択し、関数の一覧から「''AVERAGE''」を選択して「OK」をクリック +「関数の引数」を選択するウィンドウが表示される --「数値1」の入力欄をクリックして、すでに入力済みのセル番地を削除した後、B3〜B27セルをドラッグして、「B3:B27」と設定 +「OK」をクリック +表示する小数点以下の桁数を、小数点以下第1位までに設定 +B37の平均の計算式を、オートフィルを使って、C37〜F37にコピー #ref(2008/Ct/10th/2nd/10th-5.png,nolink,AVERAGE関数) **グラフの作成 [#vf20ed00] 集計した結果をグラフにします。 ***元になるグラフの作成 [#w7547798] 今回は「''2軸のグラフ''」というグラフを作成しますが、まずは、元になるグラフを作成します。 +A31〜F37セルを、マウスでドラッグして、範囲指定する +「挿入」タブの「グラフ」メニューにある「縦棒」をクリックし、「2D縦棒」の右上(100%積み上げ縦棒)を選択 +縦棒グラフが挿入される +「グラフツール」の「デザイン」タブの「グラフのスタイル」メニューから、適当なデザインを選択する #ref(2008/Ct/10th/2nd/10th-6.png,nolink,100%積み上げ縦棒グラフの作成) グラフの横軸を、各ソフトウェアにしたいので、行と列を切り替えます。 +グラフの適当な場所をクリックする +「グラフツール」の「デザイン」タブの「データ」メニューにある、「行/列の切り替え」をクリックする +凡例と横軸の項目名が入れ替わる #ref(2008/Ct/10th/2nd/10th-7.png,nolink,行と列を切り替え) ***2軸のグラフの設定 [#t19cd173] つぎに、平均のデータだけ、折れ線グラフに変更します。 +グラフの平均の部分をクリックする(すべての項目の平均の部分が選択される) +「グラフツール」の「デザイン」タブの「種類」メニューにある、「グラフの種類の変更」をクリックする +グラフの種類で「折れ線」の「マーカーつき折れ線」を選択して、「OK」をクリック +平均のグラフだけ、折れ線グラフに変更される #ref(2008/Ct/10th/2nd/10th-8.png,nolink,折れ線グラフ) このままだと、棒グラフ(縦軸が100%)と折れ線グラフ(値が1〜5の間)が混在しています。そこで、折れ線グラフを第2軸(もう一つの軸)を使うようにします。 +折れ線グラフを右クリックして、メニューから「データ系列の書式設定」を選択 +「系列のオプション」で、「第2軸」を選択し、「閉じる」をクリック +折れ線グラフが第2軸(グラフ右側の軸)で描かれる #ref(2008/Ct/10th/2nd/10th-9.png,nolink,第2軸の設定) 最後に、軸の目盛の設定や、データラベルを表示させれば、次のようなグラフになります。 #ref(2008/Ct/10th/2nd/10th-10.png,nolink,2軸のグラフ) |