2006/03/16 河野 Webの利用(World Wide Web)インターネットで一番注目されているのがWeb(ウェブ)です。 誰もが情報を発信でき、また、検索することで多くの知識を見つけることができます。 また、掲示板によるコミュニケーションや、ショッピングサイトやオークションによる買い物など、 さまざまなサービスがWeb上で行われています。
Webのしくみを知るWebのしくみ
情報のクモの巣「Web」とは、「World Wide Web」の略です。 テキストファイルや使用される画像ファイルなどから構成される、 「Webページ」がWebで扱われる情報です。 印刷物などの紙での情報と異なり、 関係する情報を「リンク」(ハイパーリンク)で関係づけることがで、 ある情報から別の情報へすぐに移動することができます。 そして、インターネット中にあるWebページをリンクで結びつけることで、 多くの情報を共有することができるようになります。 この「世界中に張り巡らせた(World Wide)情報のクモの巣(Web)」という姿が、 Webの語源になっています。 [リンクされた情報(Webページ)の図] Webの通信のしくみWebページは、「Webサーバ」というコンピュータに保存され、 ネットワーク上に公開されます。 Webページの内容を見る(閲覧する)には、 「ブラウザ」という種類のソフトを使用します。 Webサーバは、ブラウザからの要求にこたえて、Webページのデータを送信します。 [Webサーバとクライアントの構成図] ブラウザからWebページの情報を指定するときに使われるのが、 「URL」(Uniform Resource Locator)です。 インターネット上の情報の住所のようなものです。 <アクセス方法>://<Webサーバのホスト名>/<HTMLファイルなどの場所と名前> 例)http://www.hyogo-dai.ac.jp/index.html まず最初に、「http」の部分は、情報へのアクセス方法を示していて、 ほかに「https」や「ftp」があります。 「://」のあとには、Webサーバのホスト名が続きます。 「/」の後には、Webサーバ内のファイルの場所(フォルダ名)や名前になります。 ファイル名が「index.html」や「index.htm」の場合は、 ファイル名を省略することができます。 *ワンポイント:ホームページ一般には「ホームページ」は、Webページそのものとして呼ばれることがあります。 しかし、正しくはブラウザを起動したときに、 最初に表示されるWebページのことを「ホームページ」といいます。 ホームページをどのWebページにするかは、自由に設定することができます。 WebページとWebサイトWebページは、「HTMLファイル」というテキストファイルを中心に、 表示する画像や映像などのファイルで構成されています。 HTMLとは、「Hyper Text Markup Language」の略で、 リンク機能を持ったコンピュータ言語です。 HTMLファイルには、Webページと表示される文章だけでなく、 レイアウトなどのデザイン情報、 表示する画像などファイルの情報が記述されています。 このような情報を「コンテンツ」といいます。 Webページを一枚の紙とたとえると、 一冊の本にあたるのが「Webサイト」です。 ある目的で同じ運営者が作成したWebページの集まりを、Webサイトといいます。 また、Webサイトの入り口にあたるWebページを、「トップページ」といいます。 複数のWebサイトが一台のWebサーバから公開されている場合もあります。
ブラウザを利用するブラウザの利用
ブラウザの起動ブラウザを起動して、Webページにアクセスしましょう。 Windowsに搭載されている、「Internet Explorer」を使用します。
ブラウザの画面「Internet Explorer」のウィンドウ構成を確認しましょう。
Webページへのアクセス
URLを指定したアクセス直接URLを指定して、Webページにアクセスしてみましょう。
*ワンポイント:読み込み中の確認メニューバーの右端には、Windowsのマークがあります。 Webページのデータをアクセスしている間は、旗のように動くアニメーションになります。 *注意:Webページにアクセスできない次のようなメッセージがでて、Webページが表示されない場合があります。
エラーメッセージの原因は、「URLの入力し間違い」「Webページが存在しない」「Webページが削除された」「Webサーバへのアクセスが集中している」などです。URLを確認してアクセスしなおすか、しばらく待ってからもう一度アクセスするようにしてください。 リンクによるアクセス
*注意:文字化けWebページにアクセスしたときに、 表示された内容が「$H$&$4$6$」のように、 意味不明の文字で表示されることがあります。 ブラウザがWebページの文字コードが正しく処理できなかったのが原因です。 もし文字化けした場合には、 メニューから[表示]→[エンコード]をクリックして、 [日本語(自動選択)]などの適切な文字コードを設定してください。 ツールバーを使ったアクセスツーバーを使って、アクセスをしてみましょう。
アクセス履歴を使ったアクセス一度見たWebページへアクセスするために、 URLを入力した履歴を利用しましょう。
*ワンポイント:WebのセキュリティURLが「https://」ではじまる場合は、セキュリティのために、「SSL」という暗号化をして通信をします。ユーザIDとパスワードを入力してサービスにログインするときや、ショッピングでクレジットカードの番号を入力するときに、よく利用されます。 通信が暗号化されているかは、URLだけでなく、ステータスバーの鍵マークでも確認できます。情報が盗聴されると困る場合は、鍵マークをよく確認しましょう。 [鍵マークのキャプチャ] お気に入りの利用
お気に入りへの登録もう一度アクセスしたいWebページを、お気に入りに登録しましょう。
お気に入りを使ったアクセスお気に入りに登録されたWebページへアクセスしてみましょう。
お気に入りの整理お気に入りに登録されたWebページの情報を整理しましょう。
ブラウザの機能の利用
新しいウィンドウで開くリンク先のWebページを新しいウィンドウでアクセスしましょう。
リンク先のファイルへの保存リンク先にあるファイルなど、コンピュータに保存しましょう。
Webページの保存Webページをファイルに保存して、いつでも見られるようにしましょう。
*ワンポイント:ファイルの種類保存するときのファイルの種類は、次の4種類です。 通常は、[Webページ、完全(*.htm,*.html)]になります。
Webページの印刷Webページを印刷しましょう。
ブラウザの設定
文字のサイズ表示されている文字を拡大/縮小するために、文字サイズを変更してみましょう。
*注意:文字のサイズが変更できないいくら文字のサイズを設定しても、変更されないWebページがあります。 これは、Webページの制作者が、表示される文字の大きさを固定しているためです。 ホームページの設定ブラウザを起動したときに最初に表示されるWebページを設定しましょう。
プロキシサーバの設定大学内でWebを利用するには、プロキシサーバの設定が必要です。 プロキシサーバの設定をしましょう。
Webで情報を検索する検索サイト
検索サイトとはインターネット上には、何十億、何百億以上のWebページが存在しています。 そしてあらゆるジャンルで毎日新しい情報が生み出されています。 勉強や趣味、日常生活などで、必要な情報・役に立つ情報を、 Webから直接探し出すのは、大変困難です。 Webサイトの運営者が、 そのWebサイトに関係するWebページへのリンクを集めた「リンク集」も有効ですが、 それだけで十分では、 無限のようにあるWebページの中から、 誰もが簡単に情報を探し出すためのWebサイトが、 「検索サイト」です。「検索エンジン」とも呼ばれます。 さまざまな手段で、情報を探し出すためのしくみを備えています。 代表的な検索サイトには、 Yahoo! JAPAN(http://www.yahoo.co.jp/)や Google(http://www.google.co.jp/)があります。 [Yahoo!の画面] [Googleの画面] 検索サイトのしくみ検索サイトのしくみは、図書館に似ています。 検索サイトの機能は、次の3つです。
検索サイトは、情報の収集・整理や検索の方法から、 「ディレクトリ型」(登録型)と「ロボット型」(全文検索)に分けることができます。 ディレクトリ型の検索サイトは、Webサイトの情報を集めます。 人手で情報の収集から整理(検索サイトへの登録)までをやります。 登録するときには、図書館の分類のように、分野(カテゴリ)に整理します。 人が行うため、数はそれほど多くありませんが、 信頼の高い、有名な情報が集められています。 ロボット型の検索サイトは、Webページに書かれている情報を集めます。 「ロボット」というプログラム(クローラーともいう)を使って、 自動的にインターネット中にあるWebページの情報を収集します。 そして、どのWebページにどのような文章が書かれたかがわかるように、 本の索引のようなものを自動的に作ります。 膨大な情報を集めることができますが、 あらゆる情報を集めるため無駄な情報まで集めてしまいます。 [ディレクトリ型とロボット型の図] 検索サイトの利用
キーワードによる検索「キーワード検索」を使えば、 探し出したい語句(キーワード)が書かれているWebページを見つけることができます。 Googleを使って、コンピュータウィルスに関する情報を調べてみましょう。 「コンピュータウィルス」をキーワードに検索してみましょう。
検索結果のウィンドウが表示されます。 キーワードを含むWebページの一覧が表示されます。 該当したページの内容を確認するには、 リンクになっているWebページのタイトルをクリックします。
キーワードを2つ以上にすると、 すべてのキーワードを含むWebページを探すことになります。 検索結果を絞り込むことができます。
*ワンポイント:検索結果を新しいウィンドウで開く該当するWebページのタイトルをクリックすると、 同じウィンドウに該当するページが表示されてしまい、 間違ってウィンドウを閉じてしまうことがあります。 該当するWebページのタイトルを開くときに、 右クリックして[新しいウィンドウで開く]を選べば、 検索結果のウィンドウとは別のウィンドウで内容を確認することができます。 *ワンポイント:Googleのキャッシュ検索結果の[キャッシュ]というリンクをクリックすると、 Googleに一時的に蓄積されている該当するWebページの内容が表示されます。 電子掲示板など、すでに情報が削除されたりURLが変更された場合でも、 その内容を見ることができます。 カテゴリによる検索特殊な検索
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