Webページを見る
Web(World Wide Web)
Webは「世界中に張り巡らせた情報のクモの巣」という意味です。
情報を「ハイパーリンク」という仕組みで結びつけることで、
すべての情報を共有しようというしくみです。
ハイパーリンク機能を持った文書を、ハイパーテキストといいます。
実際には、
ハイパーテキストであるWebページを、
Webサーバというコンピュータに蓄積しておきます。
Web専用ソフト「ブラウザ」を使って、
Webページを閲覧したりリンクの操作をします。
Webページのアドレスのことを、
URL (Uniform Resource Locator)といいます。
たとえば「http://arena.hyogo-dai.ac.jp/hogehoge/hoge.html」とは次の意味になります。
- 「http://」 : プロトコル(情報源への接続方法)
- 「arena.hyogo-dai.ac.jp」 : ドメイン名(情報源のWebサーバの名前)
- 「/hoge/hoge.html」 : Webサーバの中での、情報が書かれたデータの位置と名前
ブラウザを操作する
「Netscape Navigator」というブラウザを使って、
次のWebページを見てみましょう。
URLを入力したり、「戻る」「次へ」ボタンの操作を確認しましょう。
(→テキスト: 75〜80ページ)
また、「Internet Explorer」というブラウザも使ってみましょう。
Webページの見栄えに変わりはないですか?
困ったときには。。。
- 文字化けしている
- ひらがなや漢字などが正しく表示されない場合は、
次のように操作して、
ブラウザの文字コード(コンピュータ内部にある文字を表示するための設定)を設定します。
- Netscape Navigator:メニューから、「表示」→「文字コードセット」→「日本語(自動選択)」
- Internet Explorer:メニューから、「表示」→「エンコード」→「自動選択」
- 「Permission Denied」や「File not found」などのメッセージが表示される
- これらのエラーメッセージが表示されたら、
アクセス先やネットワーク障害、
Webページの移動や削除などの可能性があります。
URLを確認したり、しばらくしてからもう一度アクセスしてください。
課題: ブックマークの操作
テキスト78ページを参考にして、
ブックマークに次のURLを登録しましょう(Internet Explorerでは「お気に入り」)
Webページの検索
検索サイトのしくみ
インターネットの変化に対応し、Webページの情報を集め、それを整理し、検索するための仕掛けが、「検索サイト」です。インターネットでの電話帳や観光ガイドのようなものです。本で例えれば、目次や索引にあたります。
検索サイトの種類は大きく2つあります。詳しくは、次の表のようになります。
ただし、最近は両方の機能を持つ検索サイトが増えています。
| ディレクトリ型(登録型) | ロボット型(全文検索型) |
収集する対象 | Webサイト | Webページ |
登録の方法 | 申請・推薦されたサイトを手作業で登録 | プログラム(ロボット)をインターネットを巡回させて収集 |
整理の方法 | 内容からカテゴリに分類 | Webページの内容をデータベース化 |
検索の仕方 | カテゴリを徐々に絞り込む | ページに含まれるキーワードを入力 |
検索結果の特徴 | ハズレはあまりないが、結果が少ない | 結果が多いが、キーワードは確実に含まれる |
向いている検索 | 厳選された情報 (公式・公共のサイト、有名なサイト) | 網羅された情報 (ノンジャンル) |
代表例 | Yahoo! JAPAN http://www.yahoo.co.jp/ | Google http://www.google.co.jp/ |
検索サイトの利用
ただ検索サイトを利用するだけではなく、検索サイトの機能やブラウザの機能を活用して、より簡単に・確実に情報を検索なコツを見つけましょう。
- リンクは新しいウィンドウで開く
- 検索した結果のリンクを開くときは、右クリックして「新しいウィンドウで開く」を選びましょう。結果のリストとリンクの内容を比較することができます。
- ブックマーク・ショートカット
- 検索結果のリンク先をブックマークやショートカットに残しておきましょう。あとで、すぐに確認することができます。検索結果のリストも残しておくと、再検索するとき便利です。
- カテゴリ・キーワードの選び方
- 探したい情報が書いてあるWebページを想像し、そこに書かれてそうな単語を使って、カテゴリやキーワードを選びましょう。また、複数のキーワードを使えば、検索結果を絞り込むことができます。一度調べた結果から次のキーワードを探すのもよいでしょう。
- リンク集の活用
- 専門的なサイトでは、そのカテゴリに関する良いリンク集があることが多いです。
検索した結果にリンク集がある場合は、検索サイトだけではなく、それを活用しましょう。
課題: 検索サイトの利用
Yahoo! Japan( http://www.yahoo.co.jp/ )を使って質問に答えなさい。
- 次の質問の答えを「ページ検索」で検索し、
「回答」「使ったキーワード」を答えなさい。
- (1) 迷惑メールのひとつ「スパム」の語源は?
- (2) 最近話題のブログ(ウェブログ)で、ある日本記録を作った有名人は?
- 次のWebサイトへのリンクを「カテゴリ検索」で検索し、
どのカテゴリにあったか答えなさい。
わかったら、次のようにメールで知らせてください。
課題: 検索サイトを使ったゲーム
「Google whack」という、
検索サイトを使った、一種の「知恵くらべ」をします。
基本ルールは次のとおりです。
- 二つの単語を組み合わせて、Google( http://www.google.co.jp/ )で検索
- 検索結果が、たった1件である
単に、二つの単語を組み合わせるだけでは面白くないので、
次のルールを追加します。
- 2つの単語は一見すると関係がありそうなもの
- それぞれの単語はあまり長い文章にしない
見つかったら、次のようにメールで知らせてください。