どっとゼミナール「情報処理入門」 第1回(午前)
実習の準備
実習を行う環境
コンピュータを利用した実習を行うのは、
「2号館3階計算機実習室」です。
実習室にあるWindowsパソコンを使用します。
この実習室にあるパソコンは、すべて学内ネットワーク
「HUMANS」(Hyogo University Multimedia Autonomous System)に接続されており、
集中して管理されています。
HUMANSには、実習室のパソコンのほかに、研究室や事務で使われるパソコン、
メールやWebなどのさまざまなサービスを提供するサーバ、
そして、多くのネットワーク機器が接続されており、
皆さんの学習や研究を支えています。
ユーザIDとパスワード
実習室では、
自分のユーザIDとパスワードを持つことによって、
実習室にあるどのパソコンであっても、
自分専用のパソコンの環境やメールの受信箱を利用することができます。
ユーザIDをパスワードのセットは、二種類あります。
学生には、
入学時に情報科学センターから発行されます。
- Windows用(2号館3階の計算機実習室)
- 電子メール用(大学のメールアドレス)
この授業を最初に、ユーザIDとパスワードの発行を行ないます。
次の手続きになります。
- 「利用申請書」に必要事項を記入し、情報科学センターに提出
- 「登録通知書」を後日情報科学センターで受け取る
- 「登録通知書」にある、ユーザIDと暫定パスワードで利用をはじめる
アンケートとタイピング測定
皆さんの、
現在のコンピュータ関係の知識・技術を調べるために、
簡単なアンケートを実施します。
今後の授業運営の参考にしますので、ご協力お願いします。
なお、タッチタイピングの能力を調べるために、
タイピング測定を行ないます。
e-typingというサイトを使って、
測定をしてください。
測定方法は、次のとおりです。最後にでてくる、スコアを記録してください。
- 「Internet Explorer」で、http://www.e-typing.ne.jp/ にアクセス
- アクセスしたら、「腕試しレベルチェック」をクリック
- 「START」(画面中央)をクリック
- 新しい開いたウィンドウの「START」をクリック、または「S」キーを押す
- データ受信後、スペースキーを押して、タイピングを始める
- タイピング終了後、ウィンドウ右上の「スコア」の数字を記録しておく
「マウスを使った操作」
マウスの操作
現在のパソコンの操作に欠かせない機器が「マウス」です。
机の上でマウスを動かせば、それにあわせて、
画面上の矢印「マウスポインタ」も動きます。
(テキスト:15ページ)
クリック | 左ボタンを1回押す | 画面上のものを選ぶ・ボタンを押す |
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ダブルクリック | 左ボタンを素早く2回押す | ソフトの実行・ファイルを開く |
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右クリック | 右ボタンを1回押す | ポインタの場所に合わせたメニューを表示 |
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ドラッグ | 左ボタンを押したままマウスを動かす | 画面上のものを動かす・選択範囲を決める |
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Windowsの画面
現在のような、マウスを使って直感的に操作する画面を
「GUI」といいます。
昔のパソコンは、「CUI」といって、
文字だけが表示される画面を、
キーボードで操作していました。
(テキスト:23〜24ページ)
デスクトップ | 作業を行なう場所 |
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アイコン | プログラムやファイルにアクセスするための小さな絵 |
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ウィンドウ | プログラムやファイルの内容を表示する場所 |
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タスクバー | 開いているウィンドウの表示(ボタン形式での表示) |
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[スタート]ボタン | プログラムの起動・検索や設定などの各種機能 |
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アイコンの中には、Windowsを利用するための重要なアイコンがあります。
マイ ドキュメント | 自分が作成したファイルを管理する専用のスペース |
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マイ コンピュータ | パソコンの中のファイルの一覧や記憶装置の状況がわかる |
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ごみ箱 | 削除したファイルなどが一時的に保存される(空にするれば完全に削除) |
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ウィンドウの操作
ウィンドウは、同時にいくつも開いておき、効率的に作業を切り替えることができます。
ウィンドウの名前は、上部にある「タイトルバー」に表示されます。
(テキスト:24〜26ページ)
開く | アイコンをダブルクリック・[スタート]ボタン |
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閉じる | 「閉じる」ボタン(ウィンドウ右上角)をクリック |
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移動する | タイトルバーをドラッグ |
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サイズの変更 | ウィンドウの外枠や角をドラッグ |
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最大化 | 「最大化」ボタン(ウィンドウ右上角の中央)をクリック(同じボタンをクリックで、元に戻る) |
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最小化 | 「最小化」ボタン(ウィンドウ右上角の左端)をクリック(タスクバーのボタンをクリックで、元に戻る) |
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切り替え | タスクバーのボタンをクリックするか、[Alt]+[Tab]キーを押す |
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「キーボード」を使った操作
キーボードを使った操作として、文字を入力してみましょう。
文字を入力するために、「メモ帳」という簡単な文章を入力できるプログラムを使ってみます。
「メモ帳」を起動するには、
デスクトップにあるアイコンをダブルクリックするか、次のように操作します。
- [スタート]ボタンをクリック
- 「プログラム」→「アクセサリ」→「メモ帳」の順にメニューをクリック
キーボードの操作
Windows用のパソコンには、100個以上のキーがあります。
文字を入力だけでなく、
パソコンのいろいろな機能を利用するのに使うキーもあります。
(テキスト:16〜19ページ)
- 『[Shift]+「B」』とは、[Shift]キーを押しながら「B」キーを押すという意味
- アルファベット大文字を入力するには、[Shift]+「アルファベットのキー」
- [Shift]+[Caps Lock]で、「Caps Lock」ランプが点灯し、アルファベットは大文字に固定
- もとに戻すには、もう一度[Shift]+[Caps Lock]
- [Num Lock]キーで、「Num Lock」ランプが点灯し、テンキーで数字が入力できる
タッチタイピング
タッチタイピングとは、キーボードを見ずに文字の入力をすることです。
慣れてくれば、画面や資料などを見ながら入力できるようになり、
キー操作が早くなります。
「タッチタイピングの練習」という資料を用意したので、参考にしてください。
文字の入力・編集
「メモ帳」の中の、点滅している縦棒を「カーソル」といいます。
「カーソル」のある位置に、文字が入力されていきます。
(テキスト:16〜19ページ、30〜35ページ)
カーソルを移動する | カーソルキー[↑][↓][←][→]を押す マウスでクリック |
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新しい行をつくる | [Enter]キーを押す |
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文字をひとつ削除 | [Backspace]キー(カーソルの右を削除) [Delete]キー(カーソルの左を削除) |
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操作をやり直す | [Ctrl]+[Z]またはメニューから「編集」→「元に戻す」を選択 |
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かな漢字の入力
かな漢字を入力するには、
「ローマ字入力」と「かな入力」の二通りの入力方法があります。
授業では、一般的な「ローマ字入力」を説明します。
(テキスト:36〜38ページ)
かな漢字を入力するには、入力モードを切り替えて、
IME(Input Method Editor)というソフトを利用します。
現在の入力モードは、「言語バー」の状態で確認できます。
かな漢字の入力状態では、
入力中の文字に下線(点線)が表示されるので、注意しましょう。
入力の切り替え | [半角/全角]キーを押す |
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言語バーの「入力モードボタン」(一番左)をクリック (変換には「ひらがな」を選択、通常は「直接入力」) |
変換のしかた |
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変換 | スペースキーまたは「変換」キー (もう一度キーを押すと変換候補を表示) |
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文節をかえる | [←][→]キー |
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範囲をかえる | [Shift]+[→](または[←])キー |
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変換中の修正 | [Esc]キー |
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ひらがな変換 | [F6]キー |
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カタカナ変換 | [F7]キー |
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半角変換 | [F8]キー |
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英数変換 | [F9]キー |
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半角英数変換 | [F10]キー |
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- ポイント「全角文字」と「半角文字」
- 「あいう」「加古川」のように、
ひらがなや漢字などを「全角文字」といいます。
また、「abc」「123」のように、
アルファベットや数字を「半角文字」といいます。
全角文字は半角文字に比べて、倍の幅があります。
アルファベットや数字には全角文字もあるので、
メールやソフトの設定をするときには、
入力した文字が半角か全角か注意する必要があります。
課題: 日本語入力の練習
「メモ帳」を使って、次のような文章を入力してみましょう。
- テキスト250〜251ページの「ローマ字変換表」
- 早口言葉(同じ文章を2、3回入力)
- 青巻紙、赤巻紙、黄巻紙
- 東京特許許可局、農商務省特許局、日本銀行国庫局
- 蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ、合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ