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コンピュータ演習 第7回

ワープロソフト

ワープロソフトとは

ワープロソフトとは、印刷を目的とした文章を作成するためのソフトです。 次のような機能を持っています。

  • 入力・編集機能
    • 検索・置換、校正、スペルチェック
  • レイアウト機能
    • 文字のフォントやサイズの設定、箇条書きと段落番号、文字送り・行間の調整
  • 作表・作図機能
    • 罫線の作成、図形の作成、図の挿入
  • 印刷機能
    • 用紙の選択、余白の設定、印刷のプレビュー、WYSIWIYG(What You See Is What You Get:見たままを印刷できる)

主なワープロソフトには、次のようなものがあります。

ワープロの歴史

ヨーロッパ・アメリカ
1714年ヘンリー・ミルが英文タイプライターの発明
ビジネスだけではなく、一般にも普及
1965年頃アメリカでワープロの研究開発がスタート
バッチ処理(パンチカードの内容を電動タイプライターに印刷)
1975年頃ワープロが発売され、タイプライターは姿を消す(アンティーク化?)
1978年初期のワープロソフトの開発(ワードマスター、エレクトロニック・ペンシル)
1979年ワードスターの発売、ヒット
マイコン上で誰でも使えるシステムへ
日本
1915年杉本京太が欧文タイプライターの発明
英文タイプライターを改造(活字を直接拾い上げて印字)
1931年頃和文タイプの発明(見出しから文字を選択)
1978年日本初のワープロ専用機の登場(東芝JW-10)
価格は600万以上(当時)
1982年JW-1(価格50万円台)が登場し、企業に普及
1983年日本語ワープロソフトの登場(ジャストシステムJS-WORD)
現在の「一太郎」のもと

文書作成用のソフトウェア

テキストエディタ(エディタ)
テキストファイル(文字だけのファイル)を作成・編集するためのソフトウェア。文字の入力や編集のための機能に特化していて、高速で効率的な文字入力・編集ができる。メールや簡単な文書作成、プログラムの作成に用いられる。
DTPソフト
DTP(Desk Top Publishing)、つまり卓上出版のためのソフトウェア。高品質な印刷物(出版物)を作成するための、レイアウトやデザイン機能に優れていて、現在の出版物の大半はDTPソフトで作成されている。

目的や用途に合わせて、それぞれのソフトを選ぶのがよいでしょう。

ソフトウェア目的編集速度表現力
テキストエディタ文章の入力・編集速い低い
ワープロソフト印刷物の作成普通普通
DTPソフト出版物の作成遅い高い

Wordの操作

代表的なワープロソフトである、 Word(マイクロソフト社)を使って、 ワープロソフトの操作を学習します。 (テキスト「インフォメーション・リテラシ」の104〜139ページを参照)

次のようにして、 練習用のファイル「Wordのチュートリアル.doc」をコピーしてください。

  1. 「マイコンピュータ」→「Fsの資料・課題」→「kawano」→「配布」を開く
  2. fileWordのチュートリアル.doc」を右クリックし、「コピー」を選ぶ
  3. 「マイドキュメント」→「コンピュータ演習」を開く
  4. ウィンドウ右側の空白を右クリックし、「貼り付け」を選ぶ

練習用のファイルを操作しながら、プレゼンテーションソフトを学習します。 ページ数はテキスト「インフォメーション・リテラシ」の説明のページです。 今回は、文字の装飾と罫線・表の作成を中心に学習します。

  • 105〜107ページ : Wordの起動と終了
  • 108〜110ページ : ページの設定
  • 111〜116ページ : 文字の入力
  • 115、117〜120ページ:文字の装飾
  • 121〜122ページ : ファイルの保存
  • 128〜134ページ : 表・罫線の作成

Wordを最初に操作するときの設定

Wordは、最初の状態では、すべての機能・メニューをすぐに利用することができません。 そこで、次のように設定して、すべての機能・メニューを利用できるようにしましょう。

  1. メニューから、「ツール」→「ユーザ設定」をクリック
  2. 「オプション(O)」タブをクリック
  3. ウィンドウ上部「メニューとツールバー」の、 2ヵ所のチェック欄をマウスでクリックしてチェック
  4. 「OK」ボタンをクリックして、ユーザ設定を閉じる

第8回の課題:案内状の作成

課題の内容

ワープロソフトを使って、見学旅行の案内状を作成します。 「読みやすさ」に注意して、いろいろな装飾をしてください。

  1. 文字が入力済みのファイルを、次の手順にしたがってコピーしてください。
    1. 「マイコンピュータ」→「Fsの資料・課題」→「kawano」→「配布」→「コンピュータ演習」を開く
    2. file案内状のひな形.doc」を右クリックし、「コピー」を選ぶ
    3. 「マイドキュメント」→「コンピュータ演習」を開く
    4. ウィンドウ右側の空白を右クリックし、「貼り付け」を選ぶ
  2. 指定する場所の文字を、指示にしたがって変更してください。
    1. 日付 : 今日の日付を入力
    2. 学科 : 自分の所属学科名を入力
    3. 学籍番号、氏名 : 自分の学籍番号、名前を入力
    4. サブタイトル : 見学先にあったサブタイトル(自由に)を入力
    5. 見学先 : 自分が見学したいと思う施設の名称と、その所在する都道府県名
      わからなければ、Yahoo!JAPAN( http://www.yahoo.co.jp/ )で検索すること
    6. 費用 : 「東加古川」駅から見学先までの往復の交通費や入館料などを入力
      交通費は、「乗換案内」( http://www.jorudan.co.jp/ )などで検索すること
    7. 問合せ : 自分の名前とメールアドレスを入力
  3. サンプルを参考に、下側に 「切り取り線」と「申込書」を追加してください。

課題の注意点

課題には、次のポイントをふまえて作成してください。

  1. 1回以上、次の操作をしておくこと
    • フォントの設定・大きさ
    • 箇条書き・段落番号
    • 文字の配置(左揃え、中央揃え、右揃え)
    • インデントを使った字下げ
  2. 申込書の記入欄は、表で作成すること

また「見る人が読みやすい」ことに注意して、作成してください。 読みやすい装飾のポイントをあげておきます。

  • 文字・行間隔を開ける
    • 印刷用の文書では、文字間隔は少し詰め気味、行間隔は1行程度がよいでしょう。
  • フォントを使い分ける
    • フォントを使い分けると、 内容やポイントを見やすく整理できます。 (ただし、2、3種類程度)
    • 明朝体(筆で書いたようなフォント):文書の本文
    • ゴシック体(角ばったフォント):題名や見出し、キーワード
  • 行の頭を揃える
    • インデント機能を使えば、文章が増えても、行の左端(行頭)を揃えることができます。



課題の提出方法

編集ができたら、次のようにして、ファイルに保存してください。

  1. メニューから「ファイル」→「名前を付けて保存」をクリック
  2. 保存する場所に「マイドキュメント」>「コンピュータ演習」
  3. ファイル名に「今日の日付」+「学籍番号」+「.doc」を設定(半角文字で)
    • 例:6月3日で、学籍番号がC2041000の場合、ファイル名は「0603C2041000.doc」

保存できたら、テキスト『インフォメーションリテラシ』の97ページを見て、保存した課題ファイルを添付ファイルとしてメールで送りなさい

  • 宛先:kawano@ed.hyogo-dai.ac.jp
  • Cc:自分のメールアドレス
  • 件名:第7回の課題
  • 本文:今回の感想を書いてください。

次回の予定

  • ワープロソフト(2)

添付ファイル: file案内状のひな形.doc 938件 [詳細] fileWordのチュートリアル.doc 1079件 [詳細]

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Last-modified: Tue, 11 Mar 2014 20:20:22 JST (3692d)