コンピュータ演習(美術デザイン学科第三部) 第11回
- 今回のねらい
自己紹介や自分の関心、出身都市の紹介の文書作成を通じて、
ワープロソフトの機能と操作を学習し、
論理的・構造的な文書の作成のしかたを身につける。
文書の構造を決める
書式とスタイル
- 「書式」とは、文書の体裁に関する設定のこと
- 文字のフォントの種類や大きさや文字色、インデントや罫線の設定(線の種類や色)など
- 「スタイル」とは、書式の設定のまとまりのこと
- 名前をつけることができる(「見出し」や「段落」、「タイトル」など)
- 段落へのスタイル、文字列へのスタイル、箇条書きへのスタイル、表へのスタイルの4つの種類がある
スタイルを利用する
Wordには、あらかじめいくつかスタイルが準備されています。
設定済みのスタイルを利用するには2通りの方法があります。
- メニューバーから
- 「書式」→「スタイルと書式」を選ぶと、右側に作業ウィンドウが表示される
- 「スタイルと書式」作業ウィンドウの一番下の「表示」メニューから「スタイルの一覧」を選ぶ
- 表示されたスタイルの一覧をクリックする
- ツールバーから
- 一覧から選ぶには、「スタイルと書式」ボタンをクリック
- その場で設定するには、「スタイル」ボタンの「▼」をクリックしてメニューで選ぶ
アウトラインを確認する
「アウトライン」とは、文書の構造(筋道)のことです。
ワープロソフトでは、スタイルを設定することで、見出しなどの階層的な構造を中心に編集することができるようになります。
Wordでアウトラインを確認するには、メニューバーから「表示」→「アウトライン」を選びます。
構造を意識してデザインする
スタイルをうまく設定すれば、
文書の構造を意識しつつ、見やすい・見栄えのよい文書を作ることができます。
また、スタイルを使えば、文書の量が多くても、同じスタイルの書式設定を一度の操作で変更することができます。
既存のスタイルの書式を変更する
- 文字の大きさや色、インデントなどを設定して、書式をつくる
- 「スタイルと書式」作業ウィンドウの一番下の「表示」メニューから、「スタイルの一覧」を選ぶ
- 変更したいスタイルにマウスポインタを合わせる
- スタイル名の右端の「▼」をクリックし、「選択箇所と一致するように更新する」を選ぶ
新しいスタイルを自分で作る
- 文字の大きさや色、インデントなどを設定して、書式をつくる
- 「スタイルと書式」作業ウィンドウの一番下の「表示」メニューから、「スタイルの一覧」を選ぶ
- 「新しいスタイル」をクリックする
- 「名前」に、スタイルの名前を入力する
- 「種類」に、スタイルの種類(段落、文字、表、リスト)を選択する
- 「OK」ボタンをクリックする
グラフィックを使う
画像のレイアウト
- 図を右クリックし、「図の書式設定」を選ぶ
- 「レイアウト」タブをクリックする
- 「折り返しの種類と配置」から選ぶ
- 「行内」は、文字の図が同じ行の中に位置するようになる
- 「四角」や「外周」は、図の周りに文章が位置するようになる
- 中央揃えや右揃えなど、図の位置も指定することができる
- 「前面」は、文字と図の位置を自由に調整でき、図で文字が隠れるようになる
- 「背面」は、文字と図の位置を自由に調整でき、文字で図が隠れるようになる
ページ罫線
ページのまわりを縁どる、ページ罫線を設定することができます。
- メニューバーから、「罫線」→「線種とページ罫線と網かけの設定」を選ぶ
- 「ページ罫線」タブをクリックする
- 線の種類や色、絵柄などを設定する
- 設定できたら「OK」ボタンをクリックする